湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

アウトレットモールにて

2018-10-20 21:52:45 | 日記
ひとしきり歩いた

今日は何故か足がつらくなく
買い物日和のせいか
気分も良かった

時々いくアウトレットモール




建物の中の百貨店は苦手だ
空調が良くても
暖房や冷房が
どうしても気になってしまうから

アウトレットモールは
風も感じるし
ワンコ連れの方も沢山いて
歩いていても
色々なワンコと会えるので楽しい

わたしには
いわゆる流行のブランド物は
似合わないと知ってるから
どこの店に入ってもあまり興味がわかない。
ただ
自分の物よりも

ああ、この服はあの人が似合うだろう
ああ、この服はあの子が好きそう


誰かしらに見立てて
思い巡らしているのが好きだ


あまり流行には囚われない
トラッドな品を扱うブランドの店にはいるのは好き。
そこは品質がいのち
見ているだけで豊かな気持ちになるものだ


そして
夕暮れも近づくと
ここのアウトレットモールから
珍しいものが浮き上がってくる


高圧線の鉄塔と同じ高さの人?
ウルトラマンじゃあるまいしって(笑)


大仏様の立ち姿が
夕陽に浮かぶ駐車場の向こう


ときとして
不思議な光景だと思う時がある


大仏様は
日本一の立像


さて
どこかに歩いて行きたがっているんだろうって。







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半分のお月様の雲隠れ

2018-10-19 08:44:09 | ポエム
夜でも雲は流れていく

人知れず
群れを作ったり
離れたり

空が暗くて
見あげようとしないから

ひとかけらのお月様が
顔を出したら
『今日は隠れていた方がいいよ』とばかりに

雲が覆ってしまうような空だった


光のカケラは
ビー玉を空に
かざしたときに見た不思議さのようでもあるし


画像で初めてみた
胎児の姿のようでもあった


神秘的な光のカケラは
その姿は全て見させず
見えないほうのカケラまで
本当は見て欲しいのと
願っているかのように


だから余計に
想像するのよ
空に
ひとつのお月様


わたし‥


まん丸お月様よりも
どこか欠けた月の方が惹かれてしまう













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純米大吟醸 『獺祭』

2018-10-18 20:52:49 | 日記
「柿(かき)くえば 鐘(かね)がなるなり 法隆寺」

と、病魔に侵された正岡子規が、
一旦よくなり奈良の法隆寺に立ち寄った際
ああ、秋だなぁと詠んだ有名な句。


その後、病死した正岡子規が
90年後に自分のつけた名前から
世界に轟く日本酒が命名されるとは
思ってもみないことだったでしょうね。


山口県岩国市 旭酒造がつくる、大吟醸『獺祭』

そのラベルには命名の由来が書かれてある。

獺祭とは
獺(かわうそ)が捕らえた魚を岸に並べて、まるで祭をするように見えるところから転じて詩や文を作る時
多くの参考資料等をひろげちらすことをさす。
また、日本文学の革命児 正岡子規が
自らを獺祭書屋主人と号している。

私達は
「酒造りは夢造り、拓こう日本酒新時代」をスローガンに少しでも良質な酒を目指そうとする、この酒を世に出すにあたり
正岡子規にあやかって酒銘を『獺祭』と
命名しました。

と、記している。


杜氏を置かず、徹底した品質管理のもと、生産ラインが作られ生み出される酒。
それまでは、味は良くても品薄で
プレミアがつくほどだった。

ちょうど
その大量に出回る前のことになるのでしょうね。
世界に獺祭の名が出る前のこと


うちの日本酒好きの長男は
自分の結婚式に『獺祭』を一升瓶5本
どこからか調達してきたのか、
披露宴に持ち込んで皆さんに振る舞った。

山口での式だったので
食事も山口にちなんだもの
それに合わせたのか、そのお酒だけでも
かなり盛り上がった披露宴となった。


私は日本酒好きではあるけれど
お猪口二杯で十分、いや、それ以上だと
酔って、どこでも寝てしまう。
その程度を日本酒好きと
お笑いの掴みとして採用させてもらっている私。


しかし、先にシャンパンを少し飲んでしまった後、それ程度の酒の弱さでは
流石に披露宴とはいえ
獺祭を口にすることはできず
目の前を行き来する一升瓶を見ていた思い出がある。


普段、このお酒を見かけても
日常に飲むには少々お高いもの。

しかし、今日は、またまた入った店で
最後の一本であり、棚を変えたいからと
なんと半額でポツンと一本。

衝撃の一目惚れ

720mlではあるが、
可哀想にと。

いやいや、自分が飲みたかっただけ。

優しい口当たり
甘口で、鼻に抜けて行くとき
米の香りが素晴らしく
とても美味しいお酒だった。

















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たえこMyラブ

2018-10-17 11:36:58 | 日記
それは、小さな町工場だった。
ビニールを加工する単純作業は
田舎の奥さん達が
ちょっとパートに出てみょうと思うには
うってつけのような

それでいて
日本で作っているのに、メイドインChina

それほど、賃金は安い
しかし、女性ばかりの工場なので
即日休むことには寛大なところ

うちのように
親戚も兄妹もいない場所で
小さな子供を育てるのには
賃金よりも、当日休めることが何より有難い場所

労働環境、人間関係を言ってしまえば
キリがないほど、良いとは言い難い。
そして、古い御局様のような初老の女性達との軋轢を避ければ、何とかつづけていける工場だった

そんな中で
『たえこさん』と出会った。

関西出身と言うだけで
すぐに、私とは打ち解けあった

しかし、田舎の御局様達とは
彼女の潔癖な性分は合わなかったのか
一年ほどでやめてしまった

けれど、彼女が続けている夜間の硬式テニスの会に呼ばれたりしながら、
しばらくは一緒に過ごしたりしていた。

その硬式テニスの会も
続けたい私の意思とは別に
関西から引き取った両親の圧力に負けて、続けていけなくなってしまった

私は、またしても、好きなことを諦めた。

『たえこさん』とは
その後、個人的には会わなくなったが
偶然、友達の親御さんのお葬式の斎場で働く『たえこさん』と再会した

少し、仕事を外して立ち話。
縁があって、葬儀社で働いているとのこと。
繊細で潔癖な性分の彼女は
悲しみの中で、人に寄り添いながら
仕事を遂行していく姿がカッコよかった。

それからのち
スーパーや街の量販店で
バッタリと会う

その度に互いの親の話をしたりして
真摯な態度に
うちの両親に何かあった時にはお願いしたいと打ち明けた

彼女は、ことがことだけに
商売ではないので、
確約ではなく、相談として受けておくねと、いつも、はにかみながら言っていたが、
とうとう、うちの両親も
あと行くばかりかと介護の最中に
私は彼女に電話をした

うちの家人は、
私の両親が亡くなっても
動いてくれることを期待しないから
ある程度のことは私が決めておきたい。
そうすることで、いざとなった時に
私の気持ちが乱れても
ことなく無事に弔えるようにと
彼女に伝え、しっかりと受け止め
私に励ましの言葉をくれた。

私は
訪問看護の看護士さん達
訪問医の先生
そして、最後に控えてくれている『たえこさん』が居てくれたからこそ
一生懸命に両親と向き合えた

亡くなる前に
葬儀のことを進めるのは
縁起でもないと仰る方もいるでしょう

しかし、
1人でことに当たるのは
前もっての動きは必要なことで
それができているからこそ
私は穏やかでいられたし
また、こうして頼める知り合いがいたことを感謝できた


さてさて
2人の両親を29日で亡くした私の
葬儀の場所に『たえこさん』は寄り添ってくれて
同時に悲しんでくれた。

単なる葬儀社に頼む以上の助言と
その社内での取り扱いは
本当に有り難くて
感謝しても仕切れなかった

そんな『たえこさん』に
会える日は、いつか、、、。


ちゃんとした私でいないといけない。
そうしないと、私にくれた彼女の温情に報えないと。

やっと連絡をし
昨日、食事に誘った。

彼女も分かっていてくれて
連絡した意味、気持ちを
やんわりと包んでくれた。

やっと
ほんの少しかもしれないけれど
彼女に『感謝』の言葉を
言えたことが嬉しくて。

帰宅してから
ご仏壇の前に、しばらく佇む

話をしたの
『たえこさん』のことを。

私は恵まれてるよって伝えたあと
彼女から頂いた、お供養の花を添えた。




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何処へ

2018-10-16 20:58:03 | ポエム
今の世の中は
写真で溢れかえっている

あの場所、この場所

行ったことのない場所
行きたい場所

どこを
誰と
どんな風に

そんなシチュエーションまじり

くるくる
パラパラ
私はどんな花に埋もれよう

心の中で展開する
パラレルワールド

思いのままに

どこにでも行けるドアが
出来るまであとどのくらい?

それでも
きっとあなたとは
もう、会えないかもしれない

会えなくても
そこに
あなたがいるという真実だけで
ほんとうは
私は満足してしまうのでしょうね


今にも
次元のドアが
開きかけているかの風景と
リンクする時間と遭遇したとき
本当に行きたい場所へと誘われる






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