越生線に乗り込んで
「これで安心だね」
と顔を見合わせたのもつかの間。
車内放送で何か言っています。電車の騒音がすごくてよく聞き取れない。
「……後ろのドアだけ……」
「今、なんて言った?」
息子に聞くと、
「後ろのドアだけ開くのかな?」
と、こちらもイマイチ自信がなさそうです。
昼間のこの時間帯は1時間に1本くらいの電車です。かなり余裕を持って来てはいるものの、
降りそこねたら遅刻は必至。念のため後ろのドアの前に行って待機します。
駅に到着。ドア横のボタンを押します。
あれっ、開かない。
見ると車両にもう一つある前方のドアに向かっていく人がいます。
(えっ、後ろのドアじゃないの?)
訳も分からずそのドアに向かって走り、なんとか降りることができました。
どうやら「後ろのドアだけ開く」のではなく、「運転士のすぐ後ろのドアだけ開く」みたいです。まぎらわしいんじゃボケ。
普段乗ってる人はわかってるんだろうけど、どうせ車内放送するなら、
乗りなれていない人にも分かるようにしてほしいと思います。
ほらオリンピック見に来た人がここまで足を伸ばすかもしれないじゃない。
そんなわけないか?
なんとか試験会場に着きました。
可能なら一緒にお弁当を食べようかと思っていたのですが、校舎の入り口で受験票を見せて入るようになっています。
「ここでお別れみたいだね」
なにやら悲壮な気分になって息子にささやくと、
「行ってくる」
と私を振り向きもせずに凛々しく中に入っていこうとします。
「いや、帰りも付き添ってほしいんでしょ? 待ち合わせしないと」
息子は家から出ないので携帯電話も持っていないのです。凛々しくもなんともありません。
「あ、そっか」
「じゃあ、終わった頃ここで待ってるから」
ポンと背中をたたいて送り出しました。それでもまだ未練があって、そこにいた受付のスタッフに
「親が待ってられるところってありませんかね」
と聞いてみました。
「いや、ないんすよ」
さすがに終わるまで6時間も待っている親はいないのか、受付スタッフも半笑いです。
学校の周りには何もないので、とりあえず無料バスで最寄り駅まで戻ります。
試験終了まであと5時間くらい。これから家に戻っても、2時間くらいでまた出かけてくることになりそうです。
面倒なのでターミナル駅まで行ってファミレスでねばって時間を潰すことにしました。
「これで安心だね」
と顔を見合わせたのもつかの間。
車内放送で何か言っています。電車の騒音がすごくてよく聞き取れない。
「……後ろのドアだけ……」
「今、なんて言った?」
息子に聞くと、
「後ろのドアだけ開くのかな?」
と、こちらもイマイチ自信がなさそうです。
昼間のこの時間帯は1時間に1本くらいの電車です。かなり余裕を持って来てはいるものの、
降りそこねたら遅刻は必至。念のため後ろのドアの前に行って待機します。
駅に到着。ドア横のボタンを押します。
あれっ、開かない。
見ると車両にもう一つある前方のドアに向かっていく人がいます。
(えっ、後ろのドアじゃないの?)
訳も分からずそのドアに向かって走り、なんとか降りることができました。
どうやら「後ろのドアだけ開く」のではなく、「運転士のすぐ後ろのドアだけ開く」みたいです。まぎらわしいんじゃボケ。
普段乗ってる人はわかってるんだろうけど、どうせ車内放送するなら、
乗りなれていない人にも分かるようにしてほしいと思います。
ほらオリンピック見に来た人がここまで足を伸ばすかもしれないじゃない。
そんなわけないか?
なんとか試験会場に着きました。
可能なら一緒にお弁当を食べようかと思っていたのですが、校舎の入り口で受験票を見せて入るようになっています。
「ここでお別れみたいだね」
なにやら悲壮な気分になって息子にささやくと、
「行ってくる」
と私を振り向きもせずに凛々しく中に入っていこうとします。
「いや、帰りも付き添ってほしいんでしょ? 待ち合わせしないと」
息子は家から出ないので携帯電話も持っていないのです。凛々しくもなんともありません。
「あ、そっか」
「じゃあ、終わった頃ここで待ってるから」
ポンと背中をたたいて送り出しました。それでもまだ未練があって、そこにいた受付のスタッフに
「親が待ってられるところってありませんかね」
と聞いてみました。
「いや、ないんすよ」
さすがに終わるまで6時間も待っている親はいないのか、受付スタッフも半笑いです。
学校の周りには何もないので、とりあえず無料バスで最寄り駅まで戻ります。
試験終了まであと5時間くらい。これから家に戻っても、2時間くらいでまた出かけてくることになりそうです。
面倒なのでターミナル駅まで行ってファミレスでねばって時間を潰すことにしました。
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