不登校の息子とビョーキの母

不登校の息子との現在、統合失調症の母との過去

毎日料理するって大変ですね

2020-03-18 03:49:22 | 日記
登録したバイト探しサイトからはその後何度か仕事をいただきました。探せば仕事はあるもんですね。
まあ政府が馬の鼻先にぶら下げたニンジンよろしく年金の支給を先延ばしして,
「何歳まででも働け」って言ってるくらいですからね。

私が外で働こうとする時、立ちはだかるのが「家族の食事をどうするのか」という問題です。

私は最近、料理を作ろうとしてはたと途方に暮れることが多くなりました。ベジタリアンの息子のためです。
かつお節のダシさえ拒否する息子と、肉も魚も好きな夫と娘。

以前は食材を組み合わせていろいろな料理を自由に作ることができましたが、
今や「肉じゃが」もダメ、「ツナサラダ」もダメ、「肉野菜炒め」もダメ。

ついでに娘は辛い物は苦手。学期中は外食の多い娘ですが、今は春休み。
しかもコロナウィルスが猖獗を極めているおかげで外出も減り、ほとんど家で食事を摂ります。

受験が終わって暇そうな息子が料理を代わってくれればいいのに。
きゃつはお菓子ならわりと作るのです。ただし自分の気が向いた時だけ。

そもそもベジタリアンに料理を任せたら野菜炒めしか出てこないだろうし、
娘ときたらキャベツとレタスの区別もつきません。たまに
「司法書士試験が終わったら、料理の練習するんだ……」
などと遠い目をして呟くこともありますが、まるで戦争映画に出てくる脇役の
「この戦いが終わったら、田舎にのこしてきた彼女と結婚するんだ……」
という呟きのごとく、死亡フラグにしか聞こえません。どうせ試験に落ちて
「来年こそ受かって料理の練習するんだ……」
と遠い目をして呟くことは目に見えています。

娘はソイミートが嫌いで手を付けません。ちなみにソイミートというのは豆から作った「肉のようなもの」です。
ひき肉タイプは普通に食べられます。タコスのフィリングとか、マーボー豆腐とか、面倒臭いけど餃子とかもおいしい。
肉よりは少しあっさりしていますが。

フィレ以上の大きさになるとやはり違和感があります。
唐揚げとか酢豚とかシチューとか作ってみましたが、家族の反応はイマイチです。

夫は私に気を遣って食べてくれますが、本物の肉がないと物足りないようで、
勝手にホルモンなど買ってきては一人で焼いて食べています。

息子も仕方なさそうに食べることは食べるのですが、箸を置いたあとで
「俺、別に肉が食べたいと思ってないから……」
と遠慮がちにダメ出し。

だんだんに肉を使わないメニューが増えてきました。
一番多いのは茄子の揚げびたし。まいたけとしし唐とかぼちゃでも入れればそれだけで一食分のおかずになります。
野菜の天ぷらも人気です。あとは油揚げと葉ものの煮びたし。
厚揚げと根菜とゆで卵の煮もの。ただし息子はゆで卵にも手を付けません。
卵は基本OKなのですが、ゆで卵はのどに詰まるようです。

面倒臭いので以前は買っていたコロッケは、肉やコンソメが入っている場合があるので家で作るようになりました。
ジャガイモは満足感があるので、じゃがバターやポテトグラタンにと大活躍です。
アボカドは夫がアレルギーなので昼食などに。小食な息子はワカモレディップとクラッカーくらいでも一食済んでしまいます。
キノコのペペロンチーノもよく作ります。キノコは味があるので炊き込みご飯やシチューにも。
それに野菜のアヒージョ。娘はオイルたっぷりなのが苦手なので、娘が外食する日の夕飯などにします。

カレーはルーを作るのが面倒なので最近はもっぱらドライカレーです。
「えー、肉なし?」と娘が文句を言うのでタンドリーチキンも添えます。
おでんや鍋物は肉ありと肉なしで鍋を分けて作ります。あとは湯豆腐とかオムレツとか。

でも考えてみれば赤ちゃんには離乳食とか、おばあちゃんには流動食とか、アレルギーの家族には除去食とか、
分けて作っている家庭はたくさんあるはず。

毎日料理するって本当に大変ですね……。

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