つづいて、中学の校歌。
『文化はひらく 筑波嶺と富士のあいだ
光あれ わが学び舎 光あれ わが学び舎
自立 創造 理想は高し』
何となく、中学校っぽい、やや大人びた歌です。
ちなみにメロディのイントロは、アメリカ合衆国の国歌に、似ています。
『天地は抱(いだ)く 武蔵野の丘のほとり
睦びあれ わが産土(うぶすな) 睦びあれ わが産土
調和 協同 理想は高し』
この歌で一番好きなのが、2番。
睦(むつ)びあれ わが産土
土産(みやげ)じゃないですよ。うぶすな、です。
こういう古語風な表現、好きなんです。
『春秋尽きず 荒川の清き流れ
栄えあれ (校名) 栄えあれ (校名)
努力 向上 理想は高し』
私の中学時代と言えば、金八シリーズの貫八先生が終わったぐらいだったかな?
いわゆる学校がとても荒れた時代をやや過ぎたころ。
もちろん、校内暴力だとか、いじめだとか、ありましたよ。それでも、百戦錬磨の熱血先生たちが、荒れに荒れた時代を乗り越えてきていたので、ある意味完成された教員ぞろいだったようにも思えます。
学校のシンボルは、四葉のクローバー。その昔、学校の敷地が、牧場だったことに由来しています。
東京23区とはいえど、昔は自然が豊かだったのです。
P.S. 私の時代は、教員に戦争経験者がいました。ぎりぎりで。
そのうちの一人で、数学の先生だったおばあちゃん、大好きでした。
何よりも、数学のニガテな私にも、とても分かりやすく教えてくれて、おかげで高校入試も合格。
あの出会いがなかったら、高校落ちてたな。
その恩師は、とくに人気の高い先生で、いつも口癖がありました。
『教え子を戦場に送るな』
卒業アルバムにも、この言葉は刻まれています。