ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

ヒーロー 

2016-09-21 18:49:14 | かんがえるあし


 私にとって、ヒーローとは?



 子供の頃の、憧れの存在は、父方の祖父でした。

 これといって、共有できる思い出があったというわけでは、ないのですが。


 私の、目指す暮らしの原点は、すべて、祖父の暮らしにあると言えます。

 
 まず、祖父の家は養蚕農家。はい、今私が養蚕をやっていることに、多大な影響をもたらしています。


 そして、祖父は、長い間、教員でもありました。ですから、私も教員になる憧れは、長いことありました。

 教員を目指すことを前提に、大学まで進学したにもかかわらず、教員養成課程を途中で放棄した時、まあ、父親の怒りというか、失望は、計り知れなかったことと思います。

 小学生の頃から、教員になるか、農家になるか、いつも迷っていて、高校受験も、農業科と普通科の選択で悩み、大学も農大か教員養成系か悩み、就職も(ここで教員は諦める)、農業系に行くか迷い・・・。

 (余談ですが、数年前、食育の授業の講師をやった時、本当に、心から嬉しくて、天国の祖父に、いい報告ができたような気になりました。)

 
 祖父には、たくさんの子供がいて(つまり、私の父の兄弟姉)、田舎に行くと、いつも爺さんを囲んで、親父たち兄弟(男が圧倒的に多い)が、楽しそうにお酒を酌み交わしていました。ですから、私も、たくさんの子宝に恵まれる、ということも、夢見ていたんですけど。これはもう、現実が難しくなってきたな。

 伝統的な日本家屋に住み、囲炉裏とかまど、五右衛門風呂は桑の枝で。盆と正月には、たくさんの孫たちを連れた子供らが帰ってくる。

 そんな田舎の風景に憧れて、はや30年以上。


 私の夢の実現は、まだまだ遠いのだが、死ぬまで追いかけてやるぜ。