ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

ホシヒメホウジャク

2016-09-30 19:33:26 | いきとしいけるもの

 お蚕は、カイコガ。

 ガの仲間です。



 養蚕をしてるから、というわけではないですが、私は、ガの仲間が、結構好きです。


 これまでにも、色々と珍しいガを見てきていますが、先日、またまた面白い奴を見つけました。


 その名も、ホシヒメホウジャク。



 ガ、と、一口に言っても、それこそありとあらゆる種類がいて、中には、美しいと思うものも多数存在してます。


 ちょっとだけ興味がある、という方は、調べてみてね。

 「昆虫エクスプローラー」というサイトが、わりと見やすいです。綺麗な種類もたくさん出てきます。


 ホシヒメホウジャクは、名前が綺麗ですが、その外観は、かなり、かっこいい。


 
  新しく出会う虫がいると、とっても嬉しい。そして、調べてもなかなかわからない奴も、たくさんいます。


 死ぬまで遊べますな。

じゃぐじ目線

2016-09-30 16:40:08 | かんがえるあし


 この、gooブログでは、アクセス解析のサービスがあって、時々ですが、利用しています。

 このブログを見た人が、いったい、どんな検索キーワードで、ここにたどり着いたのか、知ることができます。


 昨日は、みかんのカメムシで検索した方がいた様子。



 なんども言ってますけれど、果樹カメムシ類の被害は、人災なんです。


 チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ、クサギカメムシなどのいわゆる果樹カメムシ類(みかんに大被害をもたらす)は、戦後の、政府による拡大造林政策が、ひとつの、原因。

 しかし、造林政策が、当初の予定通りに行われていたら、ちょっと違った結果になってたかもしれません。


  わき道にそれるけれど、今話題の、豊洲市場問題も、計画と、実行と、ちぐはぐですよね。拡大造林政策にも、そんな背景があったとしても、おかしくはないと言えます。

 高度経済成長以降、国産木材の需要が低下して、人工林が管理されず放置状態、国土の森林のうちの約4割という、とんでもない面積のスギ、ヒノキなどが、手入れをされなくなったことで、ヒノキの球果を餌とする果樹カメムシ類が増えたのですから、人災です。

 愛媛県は、日本有数の柑橘産地であると同時に、日本有数のヒノキ植林地でもあります。


  でも、柑橘関係者で、ヒノキ山を整備しましょうと、高らかに声をあげる人が、ほとんど、いません。

 カメムシがきたら、農薬を撒きましょう、という発想しか、思いつかないのです。


 というか、農薬販売で利益を上げている立場の人からすれば、いいカモなのかもしれません。


  ちなみに、拡大造林で、美しい自然林を丸坊主にしてますが、切った木材はどうなったと思います?


  愛媛に巨大製紙メーカーがあるのをご存知でしょう?造林政策の裏で、ただ同然で手に入った木材は、紙になって、メーカーのオーナーの莫大な利益になったことでしょうね。数年前、創業者の息子が200億円ギャンブルで負けたとか言ってたけど、つまりは、四国の豊かな自然は、若旦那の遊興費として消えたってことですな。

 なお、造林とともに進められた、ダム工事は、電力会社が、当然関与してます。


 戦後の利権の絡みが、見えてきますね。


 そうした、ニンゲンの行動を、カメムシ(方言でじゃぐじ)は、空から、見つめていますよ。