ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

玄米食のチャンス 2

2020-05-19 19:53:24 | うまい!


 さて、玄米の炊飯方法ですが、一番簡単なのが、電気炊飯器だと思います。今時の炊飯器、たいてい玄米モードが付いてますよね?


 簡単で、まあまあの炊き上がりになります。


 玄米上級者になると、これでは物足りないかもしれませんが、今回、ビギナー向けの話で言えば、これが一番やりやすいと思います。


 玄米は、白米よりも炊飯時間が長いですが、こういうところで、時間を有効に利用できる、というわけ。普段では忙しくてできないことも、在宅時間が長いことをチャンスに変える、という発想です。


 玄米はちょっと慣れないので、五分づきにしようかと思う方、ここはあえて、玄米にしましょう。その理由は、次の通り。


 玄米は、繊維質を多く含んでいて、白米に比べると、噛む力を必要とします。ここが、ミソ。五分づきでは、柔らかすぎて、噛む力を鍛えることが、できません。


 味の上でも、五分づきは白米に比べ、ちょっと味にアクセントがつくくらいですが、玄米になると、格段に、味わいの深みが増します。

 これを、余すところなく味わうのが、今回のポイントです。


 食べ方は、玄米を、箸に適量とり、口に入れてひたすら咀嚼。

 完全に噛み切った、と、感じるところまで噛みます。飲み込んだら、再び、適量を咀嚼。これを繰り返します。


 途中、塩気のあるものを、一切、取らないようにします。味に変化が欲しくなるかもしれませんが、そのことを一切、忘れましょう。


 自分の好みの量の玄米、例えばお茶碗一杯食べるのに、相当時間がかかると思います。白米と比べて。これが、いいのです。


 昔から、よく噛んで食べましょう、と言われますが、現代人は、どれだけ噛んで食べ物を食べているのでしょう。時間のない現代人、早食いによって、健康を害している人も多数おられると思います。


 在宅時間が多くなって困っているいまこそ、じっくり食事をとることができる最高のチャンスだと、思うのです。


 玄米を食べ終わったら、同様に、おかずもゆっくり食べましょう。ここで初めて、塩気をとります。なぜ、ご飯と一緒に取らないのかというと、塩分があると、ご飯をよく噛んで食べる前に、どうしてもすぐに飲み込んでしまうからです。これをなくすためには、ご飯を先に、味付けなしで食べるしか、方法がないです。最後にお味噌汁を飲めば、満足感に満たされることでしょう。


 当然ながら、テレビを見ながらとか、おしゃべりをしながら、では、難しいです。食べることに、集中することが、大事です。

 そこまでして玄米食やりたくない、という方は、きっぱり、諦めましょう。無理矢理やったって、ストレスが溜まるだけです。


 ただ、こういうことを実際にやってみるのと、やってみないのとでは、大きな差が出ると思いますよ。


 さあ、あなたはチャレンジしてみますか?


 (次回は注意点などを書きます。)
 

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