落葉の積もる場所

- The way I was -
 

流星群 観測記

2009年10月21日 | WEBLOG




10月23日頃まで、 オリオン座流星群 が、見えるというニュースを見て、



天文素人であるちっぷも、真夜中の観察に挑戦いたしました。       











日時  :  2009年10月21日(水) 03:00-03:30



場所  :  自宅マンション  ベランダ



天候  :  快晴



方法  :  肉視



結果  :  ひとつも確認できず。  とても寒く、頭痛を覚えた。



その他 :  もうやりたくない。














         









ビートルズが救ってくれた

2009年10月20日 | WEBLOG
        





国立大学の付属中学校。





13歳。   中1の学年末。





担任教師との面談がようやく終わっての、下校途上。





まだ、肌寒い早春の夕刻、  僕は城跡のお堀が見える路上にたたずんていた。





頭の中では、 先ほど担任から浴びせられた罵声が鳴り響いていた。






    学年成績、 96人中88位!




    男子48人中 最下位!        




    女子ならともかく、 お前が行けるような高校なんかどこにもないぞ!







わずか13歳で、 人生の落伍者にでもなったかのような気分だった。





担任の容赦ない言葉が胸に突き刺さった。





家族にも、友人にも、 誰にも相談などできない。





なぜなら、小学生気分が残ったまま、遊び呆けていたのは自分の責任だ。





誰のせいでもないのだ…。





一緒に遊んでいた友人たちも、 勉強すべき時は、きっちり勉強していたのだ。








行く高校がない ・・・ それも、あながち嘘とは思えない。





10段階評価の成績表で、 5以下の数字しか見当たらない体たらくなのだから。












最悪の劣等生は、 担任だけに限らず、すべての教師たちから、冷淡な扱いを受けていた。





   「お前は、もうどうしょうもないけど、 他の者の邪魔だけはするなよ。」








たまに、テレビドラマで聞くような、 鋭利な言葉が容赦なく13歳の少年に突きつけられ続けた。
























そして、 中学校2年生になっても、泥沼の状況はまるっきり変わらなかった。











親には隠していた。





母親は、成績表が5段階評価だと勘違いしていたようだから、心配などしていない。







何せ、 1~5 までしかない成績表だもん。

































その頃、 僕は現実逃避していて、 親友に教えてもらった BEATLES に、凝りまくっていた。





勉強するフリをして、 夜更けまで、ビートルズのアルバムや、ラジオの深夜放送にどっぷり浸っていた。


















そして、 





中2の2学期がやって来たら、全生徒の親が学校に呼ばれるという事実を知った。










    「三者面談」











もうだめだ。








あの担任は、母親に向かって、用意してきた最高の蔑みセリフを得意げに切り出すだろう。





   「こんな生徒、 この学校始まって以来ですよ。



    付属中の進学率を下げてもらうと困るんだよなー。」








母親が、どんな反応をするのか 皆目見当もつかなかったが、  





驚き、 深く傷付くことだけは明白だった・・・。





















不安で、不安で、  僕の将来は、もう闇に埋もれてしまったのだと確信し始めていた。






すべてを諦めかけていた・・・。

















































夏休みに入り、 お盆の直前に父親の転勤を聞かされた。





僕たちは、広島の郊外に住むことになった。





そして、 僕はというと、   町立の中学校への転校が決まった。





















転校早々、 英語の授業で教師から指名されて、教科書を音読した僕を、





教師が褒めちぎってくれた。










「すごい!  発音、イントネーションが素晴らしい。  どこで習ったの?」  と…。













僕は、何も答えなかったが、





実は、自分の英語力が向上しつつあるのを、付属中の在籍末期あたりに、密かに感じ始めていた。













そして、この英語教師のひとことが僕に自信を植え付けた。





英語のみならず、 逃避していたその他の授業においても、前向きに取り組めるようになった。

















特に、英語は中2の2学期から卒業するまで、百点満点を外すことがないほどで、





国語、数学、社会から体育、音楽に至るまで、苦手な技術家庭科以外は、 





80~90点前後の成績になった。






















ビートルズの歌を聴きこんだおかげで、 いつの間にか、身についていたヒアリング能力、





そして、 歌詞の意味が知りたくて、懸命に引いた英和辞書。
















英語で培われた自信がすべての教科の成績に波及し、





最終的な学年順位は、 約110名中、5位となった。









































あれから、40年以上が経ち、 





今は、 「中学の成績なんて、人生に於いて何の意味も持たない」 と思う。





そして、 付属中学校の教師たちに対しての恨みなどもない。





逆に、人間の残酷さや、社会の厳しさを教えてもらったことに、感謝すら覚えるほどだ。





     (もう、彼らは鬼籍に入っているだろうか・・・)

































もし、目の前にタイムマシンがあるなら、 





暗澹とした未来に震え、坊主頭を抱えているあの頃の自分のもとへ飛んで行き、





彼に言ってあげたい。















何も心配することはない。  思う存分ビートルズを聴けばいい、 そして楽しめ。



 運命は君が決めるわけじゃない。   人はただ 『生かされている』 ものなんだから。



















































































           

         僕のお葬式には、 『ACROSS THE UNIVERSE』 を流してほしいなー    (゜▽゜)     






















































『ビートルズが教えてくれた』
  

  作詞   岡本おさみ
  作曲・歌 吉田拓郎



髪とヒゲを伸ばして ボロを着ることは簡単だ

うじうじと吹き溜まりのスナックで 腕を組みながら

考え深そうな顔をするのも 楽に出来る

日陰ばかりを好んでいては いじけてしまうんだぜ

もっと陽気であっていいんじゃないか もっと陽気でもいいんじゃないか



勲章を与えてくれるなら 女王陛下からもらってしまおう

女王陛下はいい女だから 付き合ってみたいと思う

それも自由だと ビートルズは 教えてくれた

くれるものは貰ってしまえ 欲しいものは物にしたい

そのかわり捨てるのも勝手さ 貰うも捨てるも勝手さ

   
   ビートルズが教えてくれた

   ビートルズが教えてくれた

   ビートルズが…



人が幸せになるのを 批判する権利は誰にもない

みんな幸せになっていいんだ 人に迷惑さえかけなければね


   ビートルズが教えてくれた

   ビートルズが教えてくれた

   ビートルズが



   ビートルズが教えてくれた

   ビートルズが教えてくれた

   ビートルズが・・・

 
 




     

週末

2009年10月19日 | WEBLOG




先週の金曜日、 夕刻。





グランドプリンスホテル広島、到着。





チェックイン手続きのため、フロントへ。





     「ちっぷ様、 申し訳ございませんが、 ・・・」





フロントマンが何を言い出すのか、 一瞬 身構える私。                            





      「ご予約のお部屋タイプが、手違いで満室になってしまいまして ・・・」










  「え~~~?」           










目の前が真っ暗に・・・。        「楽しみにしてたビューバスは~~~??」     
















怒りの思いが湧き上がる寸前、 フロントマンが言葉を続けました。













「代わりに、


   アップグレードしたお部屋をご用意させていただきました。」























          やった~!  ぶち、高い部屋じゃ~ん             




















こうして、 私は、JAPANESE STYLEの部屋



(畳がハメ込んである部屋付きのツイン、 ビューバス付き) に 無事入室。

























金曜日   缶ビール8本



土曜日   缶ビール7本、  ラウンジで、生ビール1杯 + カクテル5杯 
















入浴、 仮眠、 (飲みながら)入浴、 飲む、 仮眠 ・・・





    という、素晴らしい週末を過ごすことができました。





























(ほんのちょっぴり期待していた) アバンチュールなどもなく、





平和で、のんびりしたプチ・バカンス。


















ノンビリしすぎたせいか、 なかなか社会復帰できない感じなのです。





       

             




    

洗濯日

2009年10月16日 | WEBLOG
   






         


















今日の夕方から、 



最近ハマっている 「グランドプリンスホテル広島」 に  ひとりで  泊まってきます。




















私の心の中に、 滞留している いろんなモノを、 きれいに洗い流したくて…。




















ここに泊まるのは 先月から3回目になりますが、



今回は、ちょっとアップグレードして、 ビューバス付きの広い部屋にしました。




















ゆっくりお風呂に浸かって、 海と島を眺めながら、 缶ビールを飲みます♪







                            

                   もちろん 花びらは浮かべませんけど・・・






































         夜は ホテルのラウンジで、 『ひとりK’sBAR』 を、堪能しま~す。            





































      それでは、みなさん、  来週まで ごきげんよう       





                          




  
   

新蕎麦

2009年10月15日 | WEBLOG
  




昨日の午後、 所用のため 広島市の中心部、 上八丁堀というところをウロウロ。





先月の記事、 『九月の蕎麦』 でご紹介したお店 「手打ち蕎麦 和楽」 が、新蕎麦を出しているのを発見。









「そういえば、今年はまだ新蕎麦を食べてないな~」 と思い、


昼飯抜きにしようと考えていたことなど、すっかり忘れてお店の中へ。


















もりそばを大盛で注文。





待つこと10分、 出て来た新蕎麦を 一心不乱にすすりました。























結果、





九月に食べたのは、 昨年秋に収穫された信州産のひねた蕎麦。


昨日食べたのは、 北海道産の新蕎麦。





軍配は、九月に食べた 「信州産のひねた蕎麦」 にあがったのです。  (行司はちっぷ。)


































何年か前、 旧知の蕎麦打ち職人から聞いたお話を思い出しました。








「新蕎麦だからって旨いわけじゃないんですよ、 あまり若過ぎてはダメ。


 香りは立つかも知れないけど、 一番旨くなるのは 蕎麦粉が落ち着いてくる


 12月~2月頃 なんです  。」




















『和楽』の奥様に聞いたところ、 いつも使っている信州産の新蕎麦が入ってくるのは、11月だそうです。








年末から2月頃にかけて、 再び 『和楽』 を、訪れようと思いました。




             











































お店を出て、 用事を済ませて歩いていた時、



「本当に旨い蕎麦の産地は、 常陸? 会津? 信州?」 などと余計なことを考えていたら



突然の大雨に打たれて、 凹みまくったちっぷでした。







                        傘 な い し ぃ  ・・・