シルバーバーチを拠り所にして

スピリチュアリズムを学んでいます。

薬の威力

2016-02-26 11:23:06 | お仕事
すべてのことが霊性進化の肥やしになるのです。そのうち皆さんも肉体の束縛から解放されて曇りのない目で地上人生を振り返るときがまいります。その時、紆余曲折した出来事の中で、それらの一つひとつがちゃんとした意味を持ち、すべての体験が皆さんの魂を目覚めさせ、その可能性を引き出すことになっていたことを、理解するようになるはずです。
『シルバーバーチの教え 上巻』


リスパダール(リスペリドン)という名前はご存知でしょうか?
統合失調症とかの代表的なお薬なんですが、
認知の老人にも威力を発揮するとは知りませんでした。

ミヨさん。
80過ぎた、耳の聴こえない認知症患者さんなんですが、これが暴力系入居者さま。

最近、不穏さが増して、夜中に大声で怒鳴りつづけました。
そこで、看護師さんが、精神安定剤の薬を混ぜたゼリーを食べさせようとしたところ、そのゼリーカップ(耐熱ガラス)を怒りで握りつぶして手を怪我してしまい、血だらけでさらに逆上。
看護師さんも負けていないので、すかさず注射をしてその日はぐっすり眠って下さったそうですが
翌日も機嫌が大変悪く、相変わらず職員や入居者さんを引っ掻いたりつねったり殴ったり・・

で、担当医が薬(リスペリドン)を処方されました。

早速 職員がヤクルトにこっそり混ぜて飲ませようとしたんだけど
「毒いれとるやろー」
と、警戒心バリバリで飲んでくれません。
「毒入ってないなら、おまえでも飲めるやろー」とさんざん威嚇します。
職員も仕方なく「私が飲んだら、ミヨさんも飲んでね」と約束して薬入りヤクルトを一口飲んでも、約束をすぐに忘れて
「こんなん飲むかー」
と拒否・・・・職員、飲み損。

ならば、と、ご飯に混ぜて持っていったら、お隣の食事と交換しようとするし。

前の病院とかでもその手はさんざん使われていたようで、認知症なのに、私らより一枚上手。

で、時間はかかったけど兵糧攻めで服用成功。
一時間ほどで、穏やかでぼーっとした性格に変わります。
薬が切れかかると、目が三角形になって怒り出すから、薬の威力ってすごいなあと実感します。

無理やり飲ませるような薬って悪者のイメージがあったんだけど・・・。
でもね、薬で穏やかな人格を持続させることで、鋏持たせて生花会に参加してもらえたし、穏やかに楽しく暮らしてもらうことも可能です。
薬って役に立つんだと実感。

本当は認知症になる前に、心のわだかまりや性格の歪さを取るべきなんですけどね。
怒っている内容も、昔の意味不明なことをむし返すばかりで、こちらも返答に迷います。

この人も神の子だし、精一杯お役に立とうと思うけど、また引っ掻かれるのか。
ちょっと恐い・・。

人事異動

2016-02-12 12:26:07 | お仕事
最近仕事の話ばかりブログで申し訳ありません!

今回の人事異動!!

ポット洗浄中の看護士さんは、夜間見守り専用の事業所へ異動。
介護職は絶対、絶対、完璧に向いていないので、そのほうがいいよ。
褥瘡などの処置の腕はいいのだが・・・・ハプニングや様々な管理の対応ができない。致命的!
私はこの方から、適所適材ということを学びました。
昔、職場で私も随分いじめられたのだけど、これは私の能力が劣っているのではなく、単に向いていなかったからだとわかったよ。

この職場に誘ってくれた友人は、訪問介護部門に異動。
夜勤明けの後、家で家事する気力がなくなったからだって。
残念だけど、これ以上働いたら過労死するから仕方ないです。

例年通り退職者続出。
介護の離職率はどこも高いのです。
仕事は厳しく給料安いしな~。

それに、フル勤務の人は、夜勤が必ず入っているもんね。

夜勤は一人で入居者9人のお世話をするから、慣れないとけっこうハードらしい。

夜中も定期的におむつ交換やトイレ誘導があり、翌日の汚染シーツの多さで格闘していたんだなってわかる。
薬の作用で軟便の人多いのですよ。もはや永遠に収束することなし。
用もないのにブザーを何度も鳴らしたり、ふらっと徘徊する人の対応。これ、忙しい時や仮眠しているときにやられたら頭にくるかも!
フロアやキッチン、備品掃除に、洗濯に、様々なチェックに、記録書き、とか。
また、薬を定期的に貼ったり飲ましたり、体位を変える処置もあるし、夜中に体調崩される人も多いから、あ~私なんか務まりそうにない。

フル勤務を打診されたけど、速攻でお断り。
でも、4時間の入浴介助専門のパートから、8時間勤務の日勤には譲歩。

前回職員の奪い合いでお菓子がすぐに無くなる話を書いたけど。

職員は皆良い人です。サービス残業もてんこ盛りしてるし。
そもそもここの入居者さんは、ご家族さんがさんざん頑張って手に負えなかった方々。強者ぞろい。
お菓子は私たち職員が大変なのを知って下さっているからこその心配りなんです。

色々ご意見をいただきましたが、この職場の楽しみってこれくらいですから、これくらいは許してね。お菓子自慢くらいしないと、サービス残業ばかりで家族からなじられそう!

ただ、私は霊性を高めたいから参戦しない!!
(って決めた次の日に、十割カニせんべいを同僚が私のために取り置きしてくれて・・・優しさが身にしみます)

収集癖

2016-01-29 22:10:13 | お仕事
私に言わせればそれは至って簡単なことであり、なぜ地上の人間がそれを難しく考えるのか理解に苦しみます。あなたも他のすべての人間と同様に、為すべき何らかの仕事があってこの物質界に誕生してこられたのです。『シルバーバーチの霊訓7』

100歳手前の認知症患者さんなんですが、タンスの中にはおむつ(使用済みも有り)、トイレットペーパー、ゴミ箱で拾った紙、おしぼりなど、汚い紙類でいっぱいです。
職員が、毎日片付けていたのですが、それでもすぐに集めてしまうので、タンスの中に新しいトイレットペーパーを満杯にしておくことで、紙に対する執着は無くなりました。

が・・・・
今度は、食器や箸、スプーンを隠しだしました。
食事が終わって食器を下げる時にチェックして、返してもらいます。

100歳くらいのお年寄りは物がなくて苦労した世代ですから、認知症の症状として、以前に枯渇、困窮したものが症状となって出てくるのでしょう。
癖は直らないでしょうから、汚い紙より食器のほうがマシなのでこのまま放置しておきます。

今の私たちが、歳をとって認知症になった時、一体どのような症状があらわれてくるのでしょうか。

いつもニコニコして「ありがとう」って言えるお年寄りになりたいものですね。


P.S
ひろみさま♪
私もお菓子やめたりして、微妙に頑張っていますo(^▽^)o
励みになります。ありがとうございました。

ポット洗浄中

2016-01-15 12:06:30 | お仕事
霊性が開発され進歩するにつれて自動的に他人に対して寛大になり憐みを覚えるようになります。これは、悪や残忍さや不正に対して寛大であれという意味ではありません。 相手は自分より知らないのだという認識から生まれる一種の“我慢”です。人間は往々にして自分のしていることの意味が分からずに、まったくの無知から行為に出ていることがあるものです。そこがあなたの我慢のしどころです。『シルバーバーチの霊訓12』

夜勤専門の看護師さん。
母体の大病院からの派遣なんだけど、これが、なんともいやはや、トンデモな人なんです。

敬語は全く使えない。
少しでも注意すると逆上して切れる。
プライドが高く、自分はすぐ准看だからと、介護士を馬鹿にする。
仕事は中途半端や間違いが多いのに、自分のやり方をかえないのでトラブル続出。
融通がきかず、突発的な出来事に対処できない。

昨日なんか、その看護師さん、電気ポットに洗浄剤(ポット洗浄中)を入れっぱなしで、退社。
入居者さんたちが、あわや飲んでしまうところでした。
他にも、詰替洗剤に、違う種類の洗剤を入れて、蓋をとると強烈な臭いを放ってたり。

とにかく、コード出しっぱなしでも、おむつ放置でも、何もできていなくても、諦めるしかない・・という心境に、職員一同達しました。
看護師が退社したあとの同僚同士の愚痴はすごいけど・・・

なんでだろうな。こういう人が存在する理由。

たぶんこの看護師は、変わらない。
古巣の病院に比べて、やり方が悪いっ、介護士は頭悪いっ、て思っているもの。

そういえば、認知症の入居者さんで、さんざん私を馬鹿にするけど、この人も変わらないし。
脳の病気だもの。自分が一番えらい、という妄想の中で生きている人。
(でも、私とは仲が良いのよ^^)

どうして、世の中には全く変わらない人がいるのだろう・・・。
霊性進化するために人は生きているのに・・・。

これが私の修行なのかな。
変わらない人を鏡にして、自分を変えて、我慢すること。
ああ、ここの職場、最適ですね。

ど演歌

2016-01-01 23:58:10 | お仕事
私はあなた方の言語、あなた方の習性、あなた方の慣習を永い年月をかけて勉強しました。それは私たちの世界ではごく当たり前の生活原理である“協調”の一貫です。言わば互譲精神を実践したまでです。つまりあなた方の世界を援助したいと望む以上はそれなりの手段を講じなくてはならない、その手段の中には人間にとって最高の努力を要求するものがある一方、私たちにとって嫌悪感を禁じ得ないほどの、神の子としてぎりぎりの最低線まで下がらなくはならないこともあります。『シルバーバーチの霊訓3』

シルバーバーチは、えらいですね。

嫌悪感を禁じ得ないほどの、神の子としてぎりぎりの最低線まで下がらなくはならないこともあります。だなんて・・・

協調って、妥協の産物。
嫌悪感ほどではないにしても、私の妥協はズバリ「演歌」です。

職場は認知症がかなり進んだお年寄りしかいないもので、つけっぱなしのテレビはいつも演歌歌手のDVD。

一日中、氷川きよしサンとか、北島さぶチャンとか、聴かされているわけで、食傷気味。

そのせいか、正月の「芸能人格付けチェック」という番組で、
毎年恒例の「弦楽器の音色を聴き当てる二択クイズ」を初めて間違えた!!

いつの間にやら総額30億円のストラドと80万円の楽器すら聴き分けられない耳になってしまい・・・ショックです。

そういや、最近クラシック聴いてないや・・・

毎日飽きもせず、認知症のお年寄りらが、DVDの演歌を一緒に口ずさみ、曲が終わるたびに拍手するの。
演歌って、お年寄りに、ものすごくエネルギーを与えてくれる。
ですから、私もノリノリで一緒に歌うようにしています。

私なりの、ささやかな協調の一貫です。

私の学び

2015-12-30 23:01:01 | お仕事
まじめに、あなたなりの最善を尽くすことです。そして他人に対して寛容と慈悲の心を向けてあげることです。それができるということが進化しつつある霊の証(あかし)です。人間は誰一人として完全な者はいません。煩悩をそなえた存在であり未熟であるが故に、時には的はずれのことを考えて間違いを犯すものです。だからこそお互いに寛容と慈悲と受容性と愛が大切となるわけです。
『シルバーバーチの霊訓12』


最近、新しい職場で、入居者のご老人に
「あなたが来て、職場のスタッフさんが優しくなった。」
とちょっぴり感謝の言葉をいただきました。
私の応対が丁寧で、いつもニコニコしているのが嬉しいって!

あれっ、丁寧でニコニコなんて、訪問介護だと当たり前なこと。

これまで、むちゃぶり老人相手に奮闘して良かった!!
猫や蚤に噛まれたり、ハイターで壁中を拭かされたり、いっぺんに家族3日分の食器を洗ったりと、酷くこき使われても我慢してニコニコしてたもんなあ。

仕事で学んだこと・・・寛容の精神
更にもっと、寛容さを広げるために、私の人生、益々苦しい出来事と出会うだろうな。

でも、辛いことも避けたいことも自分の寛容心を広げるための神様からのプレゼントに思えるように、何がきても大丈夫なように、私の心を改造中。
この仕事も、私を取り巻く周囲も、これまでの私の人生も、これからの運命も、自分の霊性を高めるために用意してくれた、大切な学びの場。

この経験を活かして、相手の未熟さを責めずに、自分の未熟さを認めて、もっともっと寛容心を深めていこうと思います。

全てに心から感謝です!

ほめまくり

2015-12-25 17:15:08 | お仕事
われわれは大いなる神の計画の中に組み込まれていること、一人ひとりが何らかの存在価値をもち、小さすぎて用の無い者というのは一人もいないこと、忘れ去られたりすることは決してないことを忘れないようにしましょう。そういうことは断じてありません。宇宙の大霊の大事業に誰しも何らかの貢献ができるのです。霊的知識の普及において、苦しみと悲しみの荷を軽くしてあげることにおいて、病を癒してあげることにおいて、同情の手を差しのべることにおいて、寛容心と包容力において、われわれのすべてが何らかの役に立つことができるのです。かくして各自がそれぞれの道において温かき愛と悠然たる自信と確固たる信念を持って生き、道を見失った人々があなた方を見て、光明への道はきっとあるのだと、感じ取ってくれるような、そういった生き方をなさってください。それも人のために役立つということです。
『シルバーバーチの霊訓(7)』


介護施設の同僚が「ほめ殺しや~」って笑うほど、私、いつも入居者のお年寄りををほめています。
ほめていないときも、「ごめんなさいね。嫌な思いさせちゃいましたね。」とか、いつも入居者さんのご機嫌とってるみたいで・・・。

指摘されるまで気がつかなかったのですが、訪問介護の仕事柄、何でも褒める習慣が身についています。それでかなぁ。ずっと口が動きっぱなし・・・^^;;

これがいいのか、いつも怒っているおばあさんとも、ちょっと仲良くやっています。

そのうちに、彼女が怒っている理由が何となく掴めてきました。
お腹が空いているとか、目障りな入居者がいるとか、眠れないとか、構ってもらえないとか、面倒くさいとか・・・・

おばあさんは、とてもややこしい人なので、食事も人と同じでは嫌なんです。
彼女だけ白米やめてパンにしたり、お茶のところを紅茶にしたり、ワンランク上の扱い。
なんせ、気に入らないと机叩くからなあ。
それだけ構ってほしいのでしょうね~。

怒る人って、人から責められたことが多くて、ほめられることが少なかったのかなあ?

怒りを鎮めることはできないけど緩和させることは出来そうなので、これからも、ほめまくってご機嫌取り続けますわー。
ケアが楽だし、何よりこの場所を楽しく思ってもらいたいですから・・ね。

認知症はカオスだな

2015-12-04 10:56:41 | お仕事
(質問)世間から隔絶し、孤独のなかで瞑想にふける隠遁者によって、何かよいものが成就されるものでしょうか?

その「よいもの」というのが、何を意味するのかによって返答が違ってきます。世俗の喧騒(けんそう)から逃れるということは、霊的なものを発現させるうえでは好条件であるかもしれません。その意味ではよいことかもしれませんが、私にいわせれば、世俗のなかにいてなお世俗にまみれず、奮闘と努力と修行によって自己開発して、大霊から授かった資質によって社会に貢献するほうがよほど立派です。
『シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A』


認知症専門の職場で、お仕事させて頂いておりますが・・
下の階のフロアはいやはや、大変です(汗)
上の階は適度にマシだったのよ・・・配属が変わってトホホ。

たいていの方は品良く穏やかなのですが・・このフロアだけは・・・たまたまらしいけど。

今のところ、私的に困るのが、日常的に怒るお婆さんでしょうか。

いつも機嫌が悪い。
ずっと「馬鹿ね~馬鹿ね~」と他人を罵っている。
椅子で自分の個室にバリケード組んで、誰も入らせない。
他人の世話を嫌がり、お風呂もずっと入らず、おむつを替える職員を叩いたり引っ掻いたり。
フリフリのジャンパーコートがお気に入りで、これしか着ない。

顔立ちはっきりしているし、昔はたぶん美人だったんだろな。
若い男の医者が来ると、なぜか少女に変わる・・・目がハート。
愛をささやき機嫌良く、私たちが部屋を掃除するチャンスです。
お付きの看護婦は当然シャットアウト。
分かりやすい^^;;

当然、性格矯正のために毎週、専門の病院に通われております。

こういうのも、脳の病気だから、仕方がないんですけどね。
認知症と一言で言っても、色々な分類があるわけで・・

普段はとてもニコニコしている穏やかな女性なんですけど、旦那さんに日常的に暴力を振るって、入所された方もいらっしゃるし。

霊界に行くと、心がお互いに丸見えになりますが、認知症も、ある意味心が丸見えの姿なのかもしれません。

しばらく、この施設で頑張ります。

トリプルワーク

2015-11-18 18:25:31 | お仕事
(質問)霊の僕として働く者は、安楽な生活を期待してはならないというのは事実でしょうか?

地上に霊的真理を根づかせる仕事にたずさわっている人はみな、なまやさしい道ではないことを実感しているに相違ありません。もしもらくに達成されるものであれば、たいした価値はないことになりましょう。霊的報奨は、刻苦勉励の末に得られるものです。が、いったん手にしたら、決して失われることはありません。
『シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A』


今の私ですが・・・

仕事が一気に増えまして、3つ掛け持ちしています。

○ピアノ講師
○訪問介護のヘルパー
○グループホームの介護職員

グループホームで働いている友人から、「大量に職員が辞めたから話だけでも」と誘われまして・・・・。
話だけのつもりが、とにかく人が欲しいと熱烈オファー・・・・。

結局、訪問介護をやめてグループホームの仕事をすることに決めたのですが、実は訪問介護も超人手不足。
退職願を出したものの、新卒が入社してくれる4月まで継続です。

働いている時間はさほど長くはないのですが、毎日何らかの仕事をやってて、のんべんだらりから、責任のある社会の一員としてバシバシ鍛えられ中。

「働いている人ってみんな偉いなあ~」
これが、正直な感想です。

働くって、ほんっと人のお役に立つけど、疲れるわぁ。

しばらく、ハードな仕事を通して、霊的真理の普及の前に、人間としてシャキッと成長しようかと思います。

周りのために生きろ

2015-09-28 15:51:57 | お仕事
長生きをすること自体は大切ではありません。地上生活のいちばん肝心な目的は、霊が地上を去ったのちの霊界生活をスタートする上で役に立つ生活、教育、体験を積むことです。もしも必要な体験を積んでいなければ、それはちょうど学校へ通いながら何の教育も身につけずに卒業して、その後の大人の生活に対応できないのと同じです。
『シルバーバーチ霊訓10』


私が臨時でヘルパー担当した高齢の男性なんですが、気分の起伏が激しく、調子の悪い時は
「はよう殺してくれ。あんたが首締めてくれ。なんのために生きているのかわからん。」
と大泣きして、手がつけれなくなります。

他のヘルパーさんたちは
「また始まった~」
と、適当にあしらい、黙々と仕事しているそうで。

私も最初は
「まあまあ、そんなこと言わずに。生きていれば楽しいこともありますよ。」
と、適当に答えていたのですが、あまりに子供じみた態度に宥めるのも嫌になって、

「殺してくれって命を軽く扱うけどあんたの命は神様のものだ。自分の命と思うな。自分のために生きるのは間違っているから周りのために生きろ!とりあえず息子さんや私らのために生きろ!」

と叱りました。

すると、その男性から、
「自治会の会長までした俺が、ヘルパーごときに説教された。」
と会社にクレームの電話が入ったそうで。

所長に
「参考までになんて説教したの。」
と面白がられるし、
お局のヘルパーからも嫌味で
「度胸あるわね。」って。
踏んだり蹴ったりだなあと思っていたのですが、それ以降、
「首絞めてくれ。殺してくれ」
と周囲に言わなくなったとのこと。

その高齢の男性、先日は「ウオーッ」って大声で吠えていたそう。
叫ぶことでストレス軽減しているようなので、それは構わないかあ、と思います。

まだまだ、このお年寄り、学ぶことが色々ありそうですね。

待ち時間

2015-09-02 18:42:31 | お仕事
まず「静寂の時」をもつように心がけてください。日常生活の喧噪から離れた状態へ身を引くのです。
『シルバーバーチの霊訓11』


訪問介護のパートをしていますが、他のパート同様、割に合わない仕事だなあって思います。

8:45~9:30までの45分間ケアを1件
その後、30分で移動、50分間ほど暇をつぶして 
11:00~12:00までの60分ケアを1件して帰宅。

社員さんになれば、空白時間もお給料いただけますが、パートは実労時間+交通費だけなのです。
明日はたった2件のために8時~13時まで潰れます。
空白時間がもったい。

でもこれも霊界の粋な「強制」かしらね・・・。

だって2件目のケア宅が滝近くの家なんだもの。
そこは大きな公園になっていて、屋根付きベンチが座りたい放題。しかも人は午前中だから殆ど来ない。

瞑想とか読書ってなかなか家ではできないから、毎週この場所に来させられて、しかもマイナスイオンだらけの景勝地で 小一時間 静かな時間を過ごせてもらって ありがたいなあと思います。

仕事の近況

2015-02-01 05:10:23 | お仕事
霊的成長は思いやりの心、寛容の精神、同情心、愛、無私の行為、そして仕事を立派に仕上げることを通して得られます。言いかえれば内部の神性が日常生活において発揮されてはじめて成長するのです。」
『シルバーバーチの霊訓4』


週3回で一日2件しか訪問介護のパートしていませんが・・・

私が担当するお年寄りは全員ヘビーな利用者さんだと思うの。
他の人は一日6件こなしているので私より大変だと思うけど
それでも私は仕事でクタクタです。

全盲で喘息のお年寄りは2週続けて、訪問時トイレ床に寝転んでいました。
転倒して動けなくて夜通し私の名前を呼んでたそうです。
なんで、よりによって、私の訪問日の木曜に連続でハプニングが起こるのか不思議ですが。

エアコンのお陰で凍死しなくて済んだのですが酸素吸入器が吸えなくて
苦しかったそうで・・。
もういい加減 施設に入ったほうが良いのでは、と責任者が何度も交渉しているのですが
「どうしてもここがいい!」と言い張ります。
認知症も進んだらしく、ついに昨日、床に便を落としているのを発見。
でも、紙おむつは拒否。洗濯機は外で水が凍って使えないから手洗いばかり。

汚物処理した時、吐き気がして、帰宅後久々に過食しまくりました。
その後呆けたみたいにずっとテレビを見ていました。
私の悪癖なのですが、パニクったら過食化するのは未だ治りませんね。

で、今度来た話は自殺未遂された高齢女性のケア。
息子さんの虐待も酷いそうで、メンタル面のフォローに細心の注意が必要だそうです。

一度はこれ以上無理とお断りした話なのですが、どうしても私が適任だということで、
今ケアしている(比較的マシな)お年寄りを別の方にシフトして、
私の担当に回されてしまいました。

やっていけるかなあ・・
やっていけるんだろうけど・・・・。
自分の限界ギリギリの線で鍛えられている気がします。

シルバーバーチを何度も読み返しています。

下っ端ヘルパー

2014-05-17 23:57:20 | お仕事
「これからも失敗はあるでしょう。何度もしくじることでしょう。だからこそ地上に生まれてきたのです。もしも学ぶことがなければ、この地上にはいらっしゃらないでしょう。」 
『シルバーバーチの霊訓9』


喘息のお年寄りのケアに四苦八苦しています。
目もほとんど見えていないので、特に入浴補助に自信がなくて
先輩ヘルパーに同行をお願いしましたが
私のケアにダメだしされてばかりでした。

「ドカドカ歩くな~」
「包丁でもっとちゃんと切りなさいよ~」
「薬の塗り方がなっとらん~」
「お客さまとそんなに話をするな~」
「もっと綺麗に洗濯物を干せ~」
「トイレ掃除に膝をつくな~」

こちらの未熟さに凹みます。
すみません。すみません。次は注意して直しますから・・・

家事苦手で不器用な私が、ヘルパーになるなんて、
あえて自分が失敗と困難に遭遇するためだったような気がします。

でも、きっと守護霊さんは応援してくれているはずだから・・・前向きに頑張ろうと思います。

そういえば、昔、掃除サボって学校の先生にクラスメートの前で怒られたことがあって
その時は反省することもなく、
「先生は私のことどう思っているか」とか、「どう事態が収束するか」
とか占ってました。占って何もしない毎日。

そのころに比べて進歩しているなあと思いました。
失敗してもリベンジができるのですよ。だから頑張れます。

やり直しがきくということを知っていると、失敗も怖くないです。

謝意

2014-03-31 09:42:44 | お仕事
「あなた方が憎しみと呼んでいるものは未熟な魂の表現にすぎません。その魂も完全な法則の中に存在しておりますが、現段階においては判断が歪み、正しく使用すれば愛となるべき性質を最低の形で表現しているまでのことです。愛と憎しみは表裏一体です。」『シルバーバーチの霊訓5』

私の担当していたお年寄りの話です。
その方は独居老人で、軽い認知症があります。

私はその方を別段普通の人だと捉えていましたが、過去を知るヘルパーさんたちは
口を揃えてその方を怖がります。
過去の話を聞いてみると出るわ出るわ・・・

モノを投げられた・・
暴力的な口調でどなられた・・・
無理な注文をふっかけられた・・

その当時は夫婦で暮らしていたので、取っ組み合いの夫婦喧嘩もしょっちゅうで
あまりの酷さに手がつけられなかったそうです。

しかし、伴侶の認知症が酷くなって老人施設に入所して
完全に一人暮らしになりました。
しばらくはディサービスとか短期入所とか利用されていたのですが、
性格が高慢なためにうまくいかず、完全に家に引き篭もってしまいました。

私が担当したときはその方が一番落ち込んでいた時でした。
「死にたい。殺してくれ。怖い。お金がない。」
しょっちゅう泣き言を言われましたが、真理を語ることで事なきを得たように思います。

最近 伴侶や私たちヘルパーにも謝意の言葉も口にするようになりました。
伴侶のこともすごく尊敬している、愛していると・・。
昔に比べてすごい変化だそうです。
その方も認知症が進んできました。入所も間近かもしれません。
人は何歳になっても、変われば変わるものだと思います。
私も謙虚な気持ちで最高の形で霊界に戻れるといいなと思いました。

宗教の勧誘

2014-01-21 12:43:38 | お仕事
「私たちの述べることの中にもしあなた方の理性に反すること、叡知と相入れないように思えることがあれば、どうか受取ることを拒否なさってください。良心の命令に背いてはいけません。自由意志を放棄なさってはいけません。」『シルバーバーチの霊訓6』
知り合いの話です。

彼女は販売のお仕事をされているのですが
一番悩むことはお得意さまの宗教の勧誘だそうです。

何度かやんわり断ったそうですが効果なし。
うっかり自分の持病を喋ってしまったら、その弱みにつけこまれて、
窮地に追い込まれてしまいました。

ベテランの上司から、
「宗教は趣味と同じ。趣味だからおしつけること自体間違っているの。
宗教やっている人は、勧誘することがその人の能力の高さの証明になるからしつこいのよ。
お得意さまを逃しても良いからきっぱりと断わりなさいね。」
と言われたそうです。

確かに宗教の勧誘はしつこいですもの。
これは、自己能力を誇示したいという思いも混ざっているのかもしれません。

趣味という捉え方。なるほどです。
私もスピリチュアリズムを信じていますが、まず人を勧誘しません。
それは、自分だけのものだから。
趣味といえばそうですね。

趣味の領域を出てしまうと、オウムがそうだったように
たちどころに、教祖をこさえて宗教に変わってしまうのでしょう。

やはり、スピリチュアリズムは、人に頼らず努力していくものだと思います。