港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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ラジオ関西 電話リクエスト

2013-02-02 23:41:53 | ポップス

1952年にラジオ神戸(JOCR)が身近な放送局として開局されました。
なかでも『電話リクエスト』はハイカラな神戸っ子にとって伝説の番組として語り継がれています。
1952年12月24日のクリスマスイブに特番として生まれた電話リクエストは、その後日曜日の午後七時から九時の時間帯で同局の看板番組となりました。
オープニングは電話のベル音が三度鳴り、ロイ・エルドリッチの『スターダスト』、そしてエンディングはレス・バクスター楽団の『恋人よさようなら』
末広光夫氏から斉藤英雄アナに受け継がれた『モナ電話リクエスト』の時代が最盛期であったと思われます。

受付時間の午後六時になると、公衆電話ボックスに駆け込み、7-4321とダイヤルするのですが一発で繋がることはめったにありません。
ひどい時は7-432の時点でもツーツーツーという通話中のシグナル。指が痛くなるほど何度も何度もかけ直し、時には諦めてしまったこともありました。
1960年代半ばには、全ての曜日の午後七時から九時に拡張されて絶大な人気を誇っていました。
『電話リクエスト』は神戸っ子の洋楽ファンの聖地的存在でした。

時が流れて、同局の『気ままなカフェテリア』という番組で、どなたかのリクエストとして『恋人よさようなら』が流れたのを聞き、火曜日を担当しておられた斉藤邦雄アナにお願いの葉書を出して『スターダスト』を放送用のテープで流していただきました。
この二曲は、エアチェックテープをMP3に変換してパソコンに大切に保存されています。
今では二曲ともYOUTUBEで聞くことができますが、電話ベル付の『スターダスト』は私の最大の宝物になりました。
 
Stardust - Roy Eldridge YOUTUBEより


初めまして

2013-02-02 01:36:44 | 独り言

カフエテリア『Sentimiento-Cinema』のマスターのCHOCHINです。
このたび、古き良き時代の洋楽と外国映画などについて、自由気ままに綴ろうと思ってブログを開設しました。
物心がついた頃の港町神戸には特に外国文化が浸透していて、洋楽や外国映画があふれていたものでした。
私が洋物に染まったのも自然の成り行きだったのかもしれません。
勉強などそっちのけで洋楽を聴きあさり、時には外国映画。
そんな若き時代の洋楽と外国映画などについて、時には絵画の話などを交えながら構成していこうと思っています。
いずれも1960年前後が中心になる予定です。