故郷の空
大和田建樹 作詞
スコットランド民謡
夕空晴れて 秋風吹き
月影落ちて 鈴虫鳴く
思えば遠し 故郷の空
ああ我が父母 いかにおわす
YOUTUBEより
原曲はスコットランド民謡にロバート・バーンズが詩をつけた “Comin' Thro' the Rye” です。
わが国では大和田建樹が詩をつけて明治21年に発表され明治唱歌としたものです。
原詩とは全く違いますが、それにしても流麗な言葉の響きで、郷愁と両親や兄弟に対する敬愛をこめた
明治時代を思わせる教育的唱歌になっています。
私の知っている原詩は
If a body meet a body, Comin' Thro' the Rye,
If a body kiss a body, Need a body cry? …(略)…
(違う歌詞もあるようです)
♪誰かさんと誰かさんが麦畑~
などとも唄われていますが、こちら (なかにし礼・作詞) の方が原曲に近いですね。
しかし、原曲の歌詞は小さな子供の唄う歌としてはあまりふさわしくありません。
この曲を日本の小学校の唱歌と知ったら スコットランドの人はどう思うのでしょう…