【誕生日】
☆ ジョン・スタージェス John Sturges (1910.1.03~1992.8.18)

男性的なアクション映画を得意とするアメリカの映画監督です。
『OK牧場の決斗』『荒野の七人』で見せた現代風西部劇のほか、『老人と海』などダイナミックな作風とともに
映画の見せ場を熟知して計算された演出の見事さは ひときわ目立つものがありました。
【主要監督作品】
1955年『日本人の勲章』 Bad Day at Black Rock
1957年『OK牧場の決斗』 Gunfight at the O.K. Corral
↓は『OK牧場の決斗』予告編【YOUTUBEより】
1958年『老人と海』 The Old Man and the Sea
1960年『荒野の七人』 The Magnificent Seven
↓は『荒野の七人』予告編【YOUTUBEより】
1963年『大脱走』 The Great Escape
☆ セルジオ・レオーネ Sergio Leone (1929.1.03~1989.4.30)

1960年頃に流行していたイタリアのB級史劇の監督から一転、イタリア製西部劇『荒野の用心棒』によって
マカロニ・ウェスタンブームの火付け役となりました。
後の『ウエスタン』や『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』などで高評価を受ける一方、
欧米ではあまり芳しいものではなくその評価が分かれているようです。
【主要監督作品】
1959年『ポンペイ最後の日』Gli ultimi giorni di Pompei
1961年『ロード島の要塞』 Il colosso di Rodi
1964年『荒野の用心棒』 Per un pugno di dollari
↓は『荒野の七人』予告編【YOUTUBEより】
1965年『夕陽のガンマン』 Per qualche dollaro in piu
1968年『ウエスタン』 C'era una volta il West
☆ ポーラ・ネグリ Pola Negri (1897.1.03~1987.8.01)

サイレント時代から第二次大戦末期にかけて激しい気性と強烈な個性により悪女を演じた俳優です。
第一次大戦前のワルシャワで脚本や映画出演などをしていた時にドイツ・ウーファー社に認められベルリン入りし、
瞬く間にウーファーの売れっ子になりました。そのウーファーとの契約が切れるとハリウッドに進出、世界を股にかける
人気女優になり、ヴァレンチノやチャップリンなどと浮名を流し果てはヒットラーの愛人とまで噂されるようになり、
『夜のタンゴ』の後にドイツを去り第一線を退くことになりました。
【主要出演作品】
1918年『呪の眼』Die Augen der Mumie Ma
1921年『山猫ルシカ』Die Bergkatze
1927年『帝国ホテル』Hotel Imperial
1935年『マヅルカ』 Mazurka
1937年『夜のタンゴ』 Tango Notturno
↓は『夜のタンゴ』のポーラ・ネグリ【YOUTUBEより】
☆ モーリス・ジョベール Maurice Jaubert (1900.1.03~1940.6.19)

もともとクラシック音楽の作曲家ですぐれた指揮者として活躍していましたが、映画がトーキーの時代に入った時に
ジュリアン・デュヴィヴィエ監督から『にんじん』、ルネ・クレール監督から『巴里祭』の作曲・音楽監督を依頼さ
れたことで戦前のフランス映画黄金期に多数の映画音楽を手掛けています。
残念ながら1940.6.19に40歳の若さで戦死を遂げました。
【主要映画音楽作品】
1932年『にんじん』Poil de Carotte
1933年『操行ゼロ』Zero De Conduite
1934年『巴里祭』Quatorze Juillet
1934年『アタラント号』L'Atalante
1937年『舞踏会の手帖』Un carnet de bal
↓はサウンド・トラックによる『舞踏会の手帖』の主題歌『灰色のワルツ』【YOUTUBEより】
1938年『北ホテル』 Hotel Du Nord
1938年『霧の波止場』Port of Shadows Le Quai des Brumes
【ご命日】
★ ヴィクトル・シェストレーム Victor Sjöström (1879.9.20~1960.1.03)

サイレント時代にマウリッツ・スティッレルと共にサイレント映画芸術を極めた偉大な映画監督。
「スウェーデン映画の父」と呼ばれ、晩年にはイングマール・ベルイマン監督の『野いちご』を主演。
スウェーデン時代の代表作として『波高き日 』『生恋死恋』『霊魂の不滅』、ハリウッド時代の代表作として
『真紅の文字』『風』などがある。