【誕生日】
☆ ヘンリー・キング Henry King (1883.1.24~1986.6.29)
鉄道会社の社員から地方回りの劇団員などを経てニューヨークで舞台俳優やがてハリウッドで花を咲かせた映画監督です。
1915年には念願の第一回監督作品『熱涙』を発表、以後サイレント時代に『ホワイト・シスター』や『ステラ・ダラス』
などの佳作を監督、1927年には映画芸術科学アカデミーを立ち上げる一員となりました。
その後、トーキー、カラー時代に入るとその手腕も大きく劣化し、1955年の『慕情』は集客も多かったものの作品としての
評価は低く、1962年の『夜は帰って来ない』を最後に引退を余儀なくされました。
【主要監督作品】
1921年『乗合馬車』 Tol'able David
1923年『激怒』 Fury
1923年『ホワイト・シスター』 The White Sister
1924年『あめりか祭』 State Fair
1925年『ステラ・ダラス』 Stella Dallas
1937年『第七天国』 Seventh Heaven
1952年『キリマンジャロの雪』 The Snows of Kilimanjaro
1955年『慕情』 Love Is a Many-Splendored Thing
1957年『陽はまた昇る』 The Sun Also Rises
1962年『夜は帰って来ない』 Tender Is the Night
☆ ジョルジュ・ロートネル Georges Lautner (1926.1.24~2013.11.22)
女優ルネ・サン・シールの子としてコミカルな作品を手がけたフランスの映画監督です。
若い頃は法律や政治の世界を目指していましたが、やがて映画の道に入り、撮影助手、記録、編集などの下積みを経て
短編作品などを監督し、1958年から長編映画を手がけました。1965年にはミレーユ・ダルク主演の『恋するガリア』で
注目を集めましたがB級監督の域を出ることはできませんでした。
【主要監督作品】
1959年『やるか、くたばるか』 Marche ou Creve
1962年『スパイ対スパイ』 L'oeil Du Monocle
1965年『恋するガリア』 Galia
1966年『女王陛下のダイナマイト』 Ne nous fâchons pas
1967年『太陽のサレーヌ』 La Grande Sauterelle
1968年『パリ大捜査網』 Le Pacha
☆ ニコ・フィデンコ Nico Fidenco (1933.1.24~ )
イタリアの映画主題歌を唄って人気を集めたカンツォーネ歌手、映画音楽家です。
幼少期をアフリカで過ごし、1951年に俳優を目指してローマの映画実験センターに入所したものの挫折、ローマ大学で
法律を学んで学位を取りましたが映画への道をあきらめられずに旧友フランチェスコ・マゼリの監督作品『太陽の誘惑』の
主題歌を唄って歌手デビューを果たしました。
その後映画音楽家として、『さすらいの一匹狼』(1966)など数本を担当していますがあまり芳しい話は耳にしておりません。
【主要歌唱曲】
1960年『太陽の誘惑』Su nel cielo
1960年『情事のテーマ』Trust me
1961年『鞄を持った女』Just That Same Old Line