港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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『6月2日』

2019-06-01 20:04:52 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆ファン・アントニオ・バルデム Juan Antonio Bardem (1922.6.02~2002.10.30)



リアリズムと独特の撮影技法により鋭い社会風刺で注目されたスペインの映画監督です。
喜劇役者の両親の元にマドリッドで生まれました。農林技師を目指していましたが農林省の技術映画に関係したことから
映画監督を志してマドリッドの映画実験学校に入校しました。1947年にはルイス・ガルシア・ベルランガと共同で16ミリ
の短編を制作してスペイン映画の新世代として注目されました。1953年には初の長編『喜劇役者たち』を監督し、1953年
にはネオ・リアリズムに影響を受けたであろうと思われる『恐怖の逢びき』を監督、撮影と対位法によるモンタージュの
洗練さ、そしてマドリッドの上級社会のエゴイズムと貧民街の貧しさとの対比を大胆に映像化して、一躍世界に知られる
映画作家になり、その後も『大通り』『復讐』などによる社会現実を直視した作品が話題になりました。
スペインの代表的な映画作家として大いなる期待を背負っていたのですが、1964年の『太陽が目にしみる』に見られる
ように商業監督へと転身してしまったようです。

【主要監督作品】
1953年『喜劇役者たち』Cómicos
1955年『恐怖の逢びき』Muerte de un ciclista【YOUTUBEより】 

1956年『大通り』Calle Mayor
1957年『復讐』La venganza

1964年『太陽が目にしみる』Los pianos mecánicos



【ご命日】

★アルベール・ラモリス Albert Lamorisse (1922.1.13~1970.6.02)



ヘリヴィジョン・システムを開発して美しいファンタジー映画を撮り続けたフランスの監督。
主な監督作品として『白い馬』『赤い風船』『素晴らしい風船旅行』『パリの空の詩』などがある。


★スティーヴン・ボイド Stephen Boyd (1931.7.04~1977.6.02)



英国・北アイルランド出身でヨーロッパ映画など国際的に活躍したアメリカの映画俳優。
主な出演作品として『月夜の宝石』『ベン・ハー』『ジャンボ』『ミクロの決死圏』などがある。


★レックス・ハリスン Rex Harrison (1908.3.05~1990.6.02)



理知的で細いマスク、軽妙な性格で「アクターのロールスロイス」と称されたイギリス人俳優。
主な出演作品として『城砦』『マイ・フェア・レディ』『黄色いロールス・ロイス』『華麗なる激情』などがある。

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