先月にプレスリーの小さな特集をいたしましたが、この度は50年代後半から60年代前半にヒット・チャートを
賑わせた【一姫四天王】のパット・ブーン、ニール・セダカ、ポール・アンカそしてコニー・フランシスにも
少しスポットを当ててみようと思います。
”I'll Be Home” Pat Boone
1957年にパット・ブーンの『アイル・ビー・ホーム』が日本でもヒット・チャートに入ってきました。
原曲は、シカゴの五人組フラミンゴスが1956年1月にリリースしたもので、レコードのクレジットにはスタン・ルイス作詞、
フェルディナンド・ワシントン作曲となっていますが、フラミンゴスのテノール担当のネイト・ネルソンが海軍経験をもとに
書いたと言われています。これをパット・ブーンがカヴァーして全米6位のミリオン・ヒットになりました。
また、このレコードは日本におけるドット・レコードの記念すべき第1回発売曲でもありました。
当時の日本におけるヒット・チャートではドット・レコードの第4回発売曲でもあるアメリカ映画『追想』の主題歌であった
『アナスターシャ』が先陣を切って大ヒットしていましたが、ひと月遅れで『アイル・ビー・ホーム』もベスト・ワンに
輝くことになります。
I'll be home, my darling
Please wait for me (wait for me)
We'll stroll along together
Once more our love will be free
At the corner drugstore
Each Saturday we would meet (we would meet)
I'd walk you home in the moonlight
All of these things we'll repeat
↓はパット・ブーンの『アイル・ビー・ホーム』 YOUTUBEより
なお、アメリカ映画『追想』の主題歌『アナスターシャ』につきましてはこのブログの映画音楽史(75) 『追想』 を
ご覧ください。