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港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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シネマ・ポップス…ときどきイラスト

映画音楽史(5) 『果てなき船路』 1949年公開

2013-12-19 01:04:24 | 映画音楽



『果てなき船路』 The Long Voyage Home (米) 1940年制作
監督 ジョン・フォード
音楽 リチャード・ヘイゲマン
主演 オルセン … ジョン・フォード
    ドリスコル … トーマス・ミッチェル
主題歌 ハーバーライト (Harbor Lights)

ジョン・フォード監督としては珍しい海洋劇映画。
戦時下、貨物船グレンケアーン号の乗組員であるオルセンは古参水兵のドリスコルたちと船出する。
航海中で様々な事件に遭遇しながらも任務を終えたオルセンは下船、グレンケアーン号は再び船路につく。

主題歌の『ハーバーライト』は、ジミー・ケネディとヒュー・ウイリアムスが共同で作詞作曲したもの。
映画では要所でそのインストゥルメンタルが流れていました。
コニー・フランシスやブラターズも唄っていますが、ビリ―・ヴォーンの演奏が秀逸ですね。

↓はビリ―・ヴォーン楽団の『ハーバーライト』 YOUTUBEより


映画音楽史(4) 『ラブレター』 1948年公開

2013-12-17 00:44:35 | 映画音楽


『ラブレター』 Love Letters (米) 1945年制作
監督 ウィリアム・ディターレ
音楽 ヴィクター・ヤング
主演 アラン … ジョセフ・コットン
    ヴィクトリア … ジェニファー・ジョーンズ
主題歌 ラブレター ( Love Letters)  ヴィクター・ヤング楽団

第二次大戦下で戦友のラブレターの代筆を頼まれたアランとその相手のヴィクトリアが
愛情のもつれや殺人事件などの末にめでたく結ばれる。

映画では、全編に作曲者であるヴィクター・ヤングのスローバラードが流れます。
また、この曲はエドワード・ヘイマンが作詞し甘いスタンダードナンバーとして、
ナット・キング・コールなど一流の歌手が好んでレパートリーに入れている名曲です。
なかでもジュリー・ロンドンの唄が素晴らしいです。

Love letters straight from your heart
Keep us so near while apart
I'm not alone in the night
When I can have all the love you write

↓はジュリー・ロンドンの『ラブレター』 YOUTUBEより


映画音楽史(3) 『センチメンタルジャーニー』 1948年公開

2013-12-16 00:08:18 | 映画音楽



『センチメンタルジャーニー』 Sentimental Journey (米) 1946年制作
監督 ウォルター・ラング
音楽 エミール・ニューマン
主演 ビル … ジョン・ペイン
    ジュリー … モーリン・オハラ
    ヒティ … コニー・マーシャル
主題歌 センチメンタルジャーニー (A Sentimental Journey) 唄・ ドリス・デイ

子宝に恵まれないビルとジュリーの夫婦と養女に迎えた孤児のヒティをめぐる物語で、
ジュリーが病死し、ビルは『センチメンタルジャーニー』 のレコードを聞きながら
亡妻をしのび、ヒティとの絆を深める。

主題歌の『センチメンタルジャーニー』 はレス・ブラウンとベン・ホーマーの作曲、
バッド・グリーンが作詞し、1944年にヒットした名曲です。
当時、レス・ブラウン楽団の専属歌手であったドリス・デイの出世作になりました。
映画ではラストシーンのレコードを聞く場面で流れます。

Gonna take a Sentimental Journey,
Gonna set my heart at ease.
Gonna make a Sentimental Journey,
to renew old memories.

↓は ドリス・デイの『センチメンタルジャーニー』 YOUTUBEより


ポップス・ベストテン 1961年12月 その3

2013-12-14 16:43:10 | ポップス

『今週のベストテン』1961年12月16日
①夢のデイト コニー・フランシス
②悲しき片想い ヘレン・シャピロ
③コーヒー・ルンバ ウーゴー・ブランコ楽団
④悲しき街角 デル・シャノン
⑤峠の幌馬車 ビリー・ヴォーン楽団
⑥悲しき足音 スティーブ・ローレンス
⑦月光のノクターン ディック・ジェイコブス楽団と合唱団
⑧電話でキッス ポール・アンカ
⑨ハローメリールー リッキー・ネルソン
⑩漕げよマイケル ハイウェイメン

『今週のヒットレコード』1961年12月17日
①電話でキッス ポール・アンカ
②悲しき街角 デル・シャノン
③漕げよマイケル ハイウェイメン
④九月になれば ボビー・ダーリン楽団
⑤夢のデイト コニー・フランシス
⑥明日なき十代 アムラム・バーロー楽団
⑦月光のノクターン ディック・ジェイコブス楽団と合唱団
⑧涙のムーディ・リバー パット・ブーン
⑨マリーは恋人 エルヴィス・プレスリー
⑩ペピト ロス・マチュカンポス

『今週のヒットレコード』にプレスリーの『マリーは恋人』が入ってきました。
しかし、この曲は『今週のベストテン』には登場することはなく、小ヒットに終わります。
そのほか、順位に小さな入れ替えがありましたが特筆すべきことはない週でした。

↓はエルヴィス・プレスリーの『マリーは恋人』 YOUTUBEより


映画音楽史(2) 『荒野の決闘』 1947年公開

2013-12-13 00:18:40 | 映画音楽



『荒野の決闘』 My Darling Clementine (米) 1946年制作
監督 ジョン・フォード
音楽 アルフレッド・ニューマン
主演 ワイアット・アープ … ヘンリー・フォンダ
    ドク・ホリデイ … ヴィクター・マチュア
    クレメンタイン … キャシー・ダウンズ
    チワワ … リンダ・ダーネル
主題歌 いとしのクレメンタイン (My Darling Clementine) 

保安官ワイアット・ワープの"OK牧場の決闘"を描いたジョン・フォードの名作西部劇。
ワイアットはメキシコで買った数千頭の牛を運ぶ途中、弟を射殺されて牛を盗まれてしまう。
クラントン一家の仕業と睨んだワイアットはトムストーンの町の保安官となって機会を狙う。
やがて証拠を固めてクラントンの逮捕状を取り、医師のドクと共にOK牧場に向かった。

主題歌『いとしのクレメンタイン』はタイトルバックからエンディングまで全編に巧みに流れていました。
この曲は1840年代後半の開拓時代、ゴールドラッシュで西海岸を目指す開拓者たちに唄われた民謡です。
内容は、1849年組の金鉱掘りの娘が川で水死、泳ぐことができなかった恋人が嘆き悲しむというもので、
物語風に綴られており、歌詞は11番まであるようです。
サウンドトラック盤は発売されていませんが、ブラウンズのコーラスが代表的です。

In a cavern, in a canyon,
Excavating for a mine,
Dwelt a miner, forty-niner,
And his daughter Clementine.

↓は ブラウンズの『いとしのクレメンタイン』 YOUTUBEより