昨日は楽しみにしていた東寺展に行きました。
展示の目玉は仏像を配置しての立体曼荼羅の再現で、これだけの数の国宝や重文の仏像を
至近から見られるので大変な迫力でした、欲を言えば中心仏たる大日如来も揃えて欲しかったですが、それは難しいのでしょうね。
写真は基本的に撮影禁止ですが、唯一帝釈天騎象像だけは可能でしたので色々な角度から撮りました。
それにしてもフラッシュ禁止なのにフラッシュを炊く人のなんと多いことでしょう。
仏像はもちろん素晴らしかったのですが、それ以外にも曼荼羅図や空海が唐から持ち帰った宝具、
それに有名な最澄との風信帖(手紙)も平日で見学者が少ないこともあってじっくり見ることが出来ました。
風信帖は過去にも見たことがあるのですが、今回は読めないながらよく見てみると自由闊達に書かれて
いるように見受けられました。墨の濃淡、文字の太さも統一が取れておらずジャズのアドリブ演奏のような感じがしました。
東寺展を見た後は「御即位30年記念 両陛下と文化交流」展と庭の桜を見ました。
こういった展示はやはり平日に限りますね。以前は土日休日しか見られず、見学者も多いのでじっくり
見ることが出来なかったのですが、平日はそういうこともないのでいつもより得をした気分になりました。