ニコンのフルサイズミラーレスZ7を購入しました。
10日間ほど使っていない感想ですが、ミラーレス初号機にしてはよくまとまっていると感じます。このカメラの一番の美点はファインダーですね。
解像度が高く見え味が自然で違和感があまりありません。オリンパスのE-M1 MarkIIに比べて目の疲労感が少ないです。
操作性も悪くないです。しかし満点というわけでもなく、筐体が小さいがためにボタンの数が配置に若干の不満があります。例えばシャッター右横の露出補正ボタンは位置が悪く押しにくいです。また再生ボタンもボディの右側にあるとよかったです。とはいえこのあたりはボタンのカスタマイズである程度解消されます。
FTZ経由でのFマウントレンズのAFは精度、速度とも問題を感じません。特に精度は一眼レフより優れているように感じます。AF点が画面の隅々まであるのはミラーレスの美点ですね。
出力される画像は4500万画素もありますので非常に精細です。ノイズもD7200より少ないです。
不満点はバッテリの持ちが一眼レフに比べてかなり悪い、記録バッファの容量が少ないがあげられると思います。また最近発売されたバッテリーパックMB-N10にはシャッターボタン等ないのは残念な仕様でした。さらにニコンの責任ではないのですが、サードパーティの一部レンズには動作しないものがあります。手持ちのトキナー70-200/4はAFが動作しませんでした。
ソニーから随分遅れましたが、Z50の登場もあり今後はニコンも徐々にミラーレスにシフトしていくのでしょう。ユーザーとしては魅力的な製品の登場を期待したいと思います。