クロムの備忘録的ダイアリー

定年後の日々の楽しみや関心事、具体的には写真、カメラ、観る将あるいは投資の話題などを綴っていきます。

Nikon Z7の感想

2019年12月03日 16時14分49秒 | カメラ

Z7購入後ひと月が過ぎたので感想をまとめて見ました。
これまでのところ主に野鳥撮影と紅葉撮影に使ってみました。
また瞳AFの性能確認のためにモーターショーと撮影会でも少し撮影しました。
Z7のメリットを順不同で書き出すと以下のようになります。
・ファインダーの見えが良い。精細で自然な見え味で、目の疲れも少ないです
・画質良好、4500万画素は非常に精細
・高感度画質も良好。思ったよりもノイズは少なくISO3200程度は実用的
・AFが正確
・瞳AFもかなり良好。しかし時々認識しない、時間がかかることがある
・バッテリの持ちもまずまず。しかし予備は必要
短所ももちろんあって次のような点は次機種では改善して欲しいです
・暗所ではAFが迷う。これは予想よりも弱かったです
・バッファがやや少ない。
・レンズのピントリングを回すと自動でEVFの拡大表示ができると良い
・露出補正ボタンが押しにくい
・SONYにある動物瞳AFも搭載して欲しい
・水準器表示はEVFや液晶モニタの中央にでんと現れるのはいただけない

これまではオリンパスのE-M1MarkIIをメインに、時々ニコンのD7200などを使ってきました。
E-M1MarkIIに比べてZ7が良い点はファインダーが見やすいことですね。E-M1markIIで長時間撮ると目が突かれた感じがするのですが、Z7はその点随分緩和されました。
また野鳥撮影ではE-M1markIIは微妙にピントを外すことがあるので、AF合掌後、数枚連写し、
余裕があればMFで拡大表示しピントを目に合わせる撮り方をしていました。
Z7でも当初は同じような撮り方をしようとしたのですが、MFでピント微調整時に自動でEVFの拡大表示ができず、拡大ボタンを押さねばならないので不便だと感じていました。
しかしEVFは等倍表示でも細部が見やすいのとAFが正確なので、ピント微調整の必要性がE-M1markIIより少ないと感じ今は拡大表示はめったにやらなくなりました。そのため目の疲れが少ないということなのかもしれません。
※Z7も条件が悪いとAFが不正確になります。E-M1markIIよりは少し良いとは感じていますが。

野鳥撮影では羽毛の解像感が重要な要素なのですが、この点はZ7はE-M1MarkIIやD7200より明らかに優れています。E-M1MarkIIも条件が良ければかなり羽毛が解像するのですが、ISO感度を高かったり、野鳥までの距離が遠いとかなかな細部まで解像してくれません。
Z7は羽毛の解像感では前2機種より優れています。順位をつけるとZ7>D7200>E-M1MarkIIです。
紅葉を撮る場合は高画素からくる繊細やダイナミックレンジの広さと色の深みに感心しましたが、羽毛の解像感ほどの明確な差は感じません。
人物を撮った場合は特に肌の発色と質感描写が良いです。E-M1MarkIIはともするとシャープネスが強すぎて肌がガサガサすることがあるのですがZ7やD7200はそのような写りはあまりしません。
総括すると当たり前ですが、撮像素子の大きなZ7は画質が良好で写りに余裕があります。
E-M1MarkIIはレンズを含めた小型軽量が最大のメリットで、画質も十分な水準に達しています。
今後の機材ですが、D7200は手放し、Z7とE-M1MarkIIで行くつもりです。メインはこれまで通りレンズも揃っていて軽いE-M1MarkIIのままです。Z7は野鳥メインに使っていこうと思います。

Z7の等倍サンプルはホームページで公開中です。