トーハクでは一室まるまる仏像が展示されていました。
その中から個人的に興味深かった2点をご紹介します。
一つは千手観音坐像。14世紀、南北朝時代の作だそうです。
木造ですが表面の金泥の状態が良く、光背も繊細で見入ってしまいました。
もう一つは見る機会の少ない仏像ならぬ神像です。
島根の赤穴八幡宮に伝わる八幡三神像です。
三神とは八幡神=応神天皇、息長足姫(おきながたらしひめ)=応神天皇の母(神功皇后)、比売神=応神天皇の皇后、のことです。
千手観音坐像。表面の金泥(にかわに金粉を溶いたもの)の輝きが神々しい。
八幡三神坐像(八幡神=応神天皇)。
八幡三神坐像(息長足姫=神功皇后)
八幡三神坐像(比売神=応神天皇の妃)