平城京跡を見学した日は西大寺と唐招提寺も見学しました。
西大寺は孝謙天皇(重祚して称徳天皇)が東大寺を創建した父・聖武天皇にならって創建した大寺です。
往時は東大寺に次ぐ規模を誇っていたそうです。
その後衰えたとはいえ歴史ある大寺なので国宝、重文指定の仏像が多くありました。
訪問日は幸運にも秘仏の愛染明王も公開されていました。
個人的に特に興味深かったのは渡海文殊菩薩像群です。これは中国から日本に海を渡って仏教を布教しようとする文殊菩薩と従者を表したものだそうです。
中央に獅子に乗った文殊菩薩、左右に4人の従者がいます。
参考までに安倍文殊院の渡海文殊菩薩は以下をご覧下さい。
実は後日上記の渡海文殊群像も見てきました。西大寺の文殊菩薩群像の中では善財童子が可愛らしく、つぶらな瞳が灰屋健次郎の小説、兎の眼として有名です。確かに濁りのないきれいな目をしていました。
唐招提寺は手入れの行き届いた美しい寺です。腕が千本ある巨大な千手観音立像があり、最初見た時その迫力に驚きましたが、久しぶりに再会することができました。
以上4枚は西大寺にて撮影。
以上2枚は唐招提寺にて撮影。
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