倉吉白壁土蔵群見学の翌日は松江に移動しました。
最初に国宝・松江城を見学しました。白壁に黒い板壁の堂々とした出で立ちの天守でした。
内部の柱はいくつかを束ねたり、横方向の梁から垂直に柱が立ち上がったりなど興味深い作りでした。
松江神社の隣に立つ興雲閣は松江市工芸品陳列所として建てられた瀟洒な洋館です。
薄いモスグリーンの色合いが上品な印象を見る者に与えます。ちょうどすぐ隣の大銀杏が黄葉との対比が美しかったです。
月照寺は松江藩歴代藩主の菩提寺です。
七代藩主の松平治郷、通称不昧公の墓があります。
また不昧公が父のために立て、小泉八雲が取り上げた月照寺の大亀もありました。
松平不昧は茶人大名として茶の湯の世界では有名で、名工を保護し、名器を収集するとともに、
名物(めいぶつ)としられた名器を細かく分類評価し、古今名物類聚にまとめました。
茶の湯の名器が現代に多く残っているのは不昧のお陰と言っても過言ではないでしょう。
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