季節風~日々の思いを風に乗せて

喜寿になったのを機に新しいブログを始めました。日々の思いをつぶやきます。

笑顔~コロナ禍の中の子どもたち

2020-06-01 12:54:28 | 日記
今日から6月。各地で子どもたちの登校が始まりました。不安を抱えながらの子どももいるでしょう。子どもたちはお友達や先生たちのたくさんの笑顔に出会っていることでしょう。

中村草田男に 吾妻かの三日月ほどの吾子胎すか という句があります。この母親の身体感覚は男性には絶対に体感出来ないものなのでしょう。しかし、父親としての草田男の気持ちは、笑みとともに今噛みしめている幸せには共感できます。噛みしめているものが幸せだけでないこともわかります。「か」に含まれる様々な思い、驚がく・決意・満足・感謝など。
草田男の笑みの前には奥さんの笑顔があります。がいます。やがて胎児はその母親の胎内で「自発的微笑」をするようになるのでしょう。
微笑みながらお腹を蹴っている胎児、それを笑顔で確かめている父親と母親。あたたかな家族の風景です。

笑顔は自らの脳を活性化させ、考え方がポジティブになるだけでなく、人に安心感を与えるのだそうです。「笑顔を見せることで相手の反応が変わってくるというのは、人間同士のコミュニケーションにおいても実証されている。たとえ苦手なタイプでも、笑顔で接することによって、相手の一番いい部分が引き出せる可能性が高くなる。」(茂木健一郎『プロフェッショナルたちの脳活用法』)笑顔の効用は、科学的にも証明されているのです。

笑いは、考え方が積極的になるだけでなく健康にもいいそうです。体の不自由になった人が、毎日コメディ映画や漫画を見続けてとにかく笑うということを続けた結果、6ヵ月後に難病を克服したとか、ひたすら笑い、笑わせる努力の継続で、免疫力の機能を活性化させたとかいう話はよく聞くことです。悲しい時でさえ、嘘でもいいから笑っていれば窮地を脱することもあるのです。

「笑顔で接することによって、相手の一番いい部分が引き出せる可能性が高くなる」-子どもに接する私たち大人心がけなければならないことです。さて、まもなく下校してくる子どもたち。道で会ったら、とびっきりの笑顔で「お帰りなさい」と声をかけてあげましょう。



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