カナダ・オンタリオ州に隕石落下か?
とらえた!
今月24日未明、カナダ中東部の上空を、満月のように明るい火の球が通過するのを、大学が設置したカメラがとらえた。隕石がオンタリオ州に落下した可能性が高いという。
ウェスタン大学天文物理学部によると、現地時間24日午前2時44分ごろ、カナダ東部のケベック州からオンタリオ州南部にかけて、上空を火の球が通過するのが観測された。
同大学では米航空宇宙局(NASA)と共同で、上下左右全方位360度を撮影できる全天球カメラ10台を運用しており、そのうちの1台が火球を記録。動画をもとに軌道の分析を行った結果、火球は大気圏ですべて燃え尽きずに、隕石がオンタリオ州バンクロフトの町カーディフ周辺に落下した可能性があることがわかった。
同大学天文学部で流星を研究しているピーター・ブラウン教授によると、火球はオンタリオ湖沿岸のオシャワ上空93キロ付近から、北東に100キロ離れたバンクロフト付近で見えなくなった可能性があり、明るさがピークに達したときは、満月の光に匹敵していたという。
大きさは、直径30センチ程度のビーチボールくらいで、落下寸前に爆発して粉々になったとみられるという。カナダでは、隕石は見つかった土地の所有者のものとなるが、ブラウン教授は「見つかったら研究のために提供してほしい」と呼びかけている。
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