北海道地震「7つの前兆と予知」とは!? 磁石の落下、ハムスターの異常… 次は3月21日前後のスーパームーンに注意!
今回の地震は、震源の深さが33kmと、昨年9月6日に発生した北海道胆振東部地震(M6.7、最大震度7、深さ37km)と、深さも震源もほぼ同じであることから、北海道胆振東部地震の余震であると発表された。道内各地で断水、JRの運行停止など交通機関の乱れによる帰宅困難などの問題が生じて混乱が広がった。
後述するように、筆者はスーパームーン直後の21日に「最大限の注意を」とブログやSNSで警告していたが、他にもLove Me Do氏やフッガービーツ氏も事前に予測していた。まず、Love Me Do氏だが、自身のオフィシャルブログ「黄金のリンゴ」の「18日の運勢」と題した記事で、「2月18日~2月23日辺りは、地震や噴火や竜巻や土砂災害や雪など、何らかの災害にも注意の日です」と記していた。フッガービーツ氏は、7日に自身のウェブサイト「DITRIANUM」で、「17~21日は極めて重大で、M7~8超の潜在力があり、特に19~21日は最も決定的な(critical)期間です」と警告していた。規模こそ及ばなかったが、胆振東部地震における最大クラスの余震となった。
■スーパームーンと天体配置も示唆!
さて、筆者は1月5日の記事で、2019年が“巨大地震ラッシュ”になる根拠として、月の位相と天体配置を挙げた。そのうち、月の位相については、今年は6回と数多く発生する「スーパームーン」を重視し、特に1/21・2/20・3/20と3回続く満月は、月が特別に地球に接近するため危険度が増すと警告した。恐らくLove Me Do氏とフッガービーツ氏も、地震予測にあたっては占星術的手法を取り入れているため、筆者同様にスーパームーンを意識していたと思われる。
もっとも、筆者の予測は、必ずしも占星術の理論に沿った手法ではないのだが、これまでの研究の結果として、ある特定の「天体配置」の時に大地震が発生しやすい傾向にあることを見出している。そこで今回の2月20日前後の天体配置を調べたところ、翌日の21日に警戒すべき位相が表れることがわかっていた。占星術でいうところの「調停アスペクト」と「Tスクエア」のアスペクト(角度)が混在していたのだ。
。
2月21日の天体配置(画像提供:百瀬直也)
太陽系天体の詳しい配置についての解説は割愛するが、「調停アスペクト」は過去の巨大地震発生時にもっともよく見られるパターンであり、「Tスクエア」もまた大地震の時によく見られる配置であり、そこにスーパームーンの影響も加味して21日を「最も注意すべき日」と導き出したわけだが、まさにその日に北海道で大地震が起きてしまったのだ。
磁石落下装置も警告
また、筆者は地震前兆研究家として、東京都小平市の自宅でさまざまな前兆の測定を行っている。その一環として設置しているのが「磁石落下装置」だ。これは、地震前に磁石の磁力が弱くなるという説が江戸時代から知られていたことを応用して、地震を予知しようと試みる装置だ。
画像は「探求三昧 by 百瀬直也」より引用
この磁石落下装置は、さまざまな人々によってさまざまな形のものが生み出されてきたが、たとえば磁石の下に鈴を浮かせておいて、磁力が弱まって鈴が落下した際に「前兆」と判断するものなどが考案されている。だが、この方式では「落ちた」か「落ちないか」という“0か1か”の話に単純化されてしまう。そこで筆者は、「少し落ちた」とか「めいっぱい落ちた」とった程度も判別できるようにと、束ねた紙を鉄の柱と磁石の間に挟んで、それがどの程度落下するかを見て判断する方式を採用している。
そしてスーパームーン前日の19日、筆者の磁石落下装置は、束ねた紙が完全に下まで落下し、上に戻してもまたずり落ちてしまったのだ。しかも、その状態は翌日(20日)まで続き、地震当日(21日)の昼間には落下しない状態に戻っていた。実は、このような挙動は地震発生の直前によく見られるため、筆者は「発震スタンバイ」と呼んで日々警戒していたのだが、今回も北海道の地震を予測していたのだ。
ここ数年、筆者は雌のジャンガリアンハムスターを飼い、ケージに回し車のカウンターを付けて、地震の前に運動量が変化するかどうか記録していた。そして、過去の記事で紹介したように、関東で大きめの地震が発生する時には、1~3日前から運動量が急増することがわかっていた。そして今月、19日が46回、20日が433回と少なめの日が続いた後、21日の朝には回転数が4555回と急増し、その夜に北海道の地震が発生した。頭痛体感もあった!
筆者は、2月17日の午後からひどい頭痛があり、コーヒーや頭痛薬でも完全には収まらなかった。一般的に、強い頭痛は低気圧が接近するタイミングで訴える人が多いことで知られる。そのため、「頭痛ーる」というスマホアプリで低気圧接近をチェックしているのだが、21日はアプリでは特に「警戒」などは出ていなかった。これは地震の前兆である「頭痛体感」だろうと直感するとともに、過去に頭痛体感が収まってから3~4日後に関東近辺で地震が起きることが多いため、「2/20~21あたりに地震が起きるかもしれない」と予測、SNSなどで周知していた。そして実際、21日に北海道の地震が起きたわけだ。頭痛体感もあった!
筆者は、2月17日の午後からひどい頭痛があり、コーヒーや頭痛薬でも完全には収まらなかった。一般的に、強い頭痛は低気圧が接近するタイミングで訴える人が多いことで知られる。そのため、「頭痛ーる」というスマホアプリで低気圧接近をチェックしているのだが、21日はアプリでは特に「警戒」などは出ていなかった。これは地震の前兆である「頭痛体感」だろうと直感するとともに、過去に頭痛体感が収まってから3~4日後に関東近辺で地震が起きることが多いため、「2/20~21あたりに地震が起きるかもしれない」と予測、SNSなどで周知していた。そして実際、21日に北海道の地震が起きたわけだ。その意味では、今年3回目のスーパームーンとなる3月21日も、十分に警戒しなければならない。しかも、その前後の天体配置を調べると、前日3月20日に「カイト」という特殊なアスペクトになることがわかった。カイトについては、昨年の記事で解説している。引き続き、日本を揺るがすような大地震が起きやすい状況が続いているのだ。もう一度、巨大地震に対する備えを確認してほしい。
ハムスターを飼わなくちゃ