世界自然保護基金(WWF)が東南アジアのメコン川流域で行った調査で、竜のような角を持つトカゲや虹色に光って見える頭を持つヘビ、独特の模様のイモリなど163種の新種が見つかった。多くはすでに絶滅の恐れがあるという。

 中国とタイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、ラオスにまたがるメコン川流域には熱帯雨林や湿地などが広がり、豊かな生物多様性で知られる。

 WWFが昨年末にまとめた報告書によると、2015年の1年間に哺乳類3種、爬虫類(はちゅうるい)14種、両生類9種、魚類11種、植物126種の計163種の新種が確認された。調査は1997年から継続的に行われており、見つかった新種は計2409種に上る。さらに未発見の生物が多数存在すると予想されている。

どんどん新種が