つくし畑
これは何でしたっけ・・・・忘れたけどきれいなので
米カリフォルニア州で今月、太陽が58度より高い角度のときにしか現れない「ファイヤー・レインボー」という現象が観測された。「虹の炎」というより、きゃりーぱみゅぱみゅさんのつけまつ毛のようだ。
この不思議な虹が目撃されたのは、サンフランシスコとロサンゼルスのほぼ中間に位置するピナクルズ国立公園。約2300万年の火山の噴火でできた先の尖った火山岩が絶景を作り出しているこの公園は、サン・アンドレアス断層の周辺で発生した地震によって、300キロ以上離れた現在地まで運ばれてきたという数奇な歴史を持つ。
そのピナクルズ公園で今月25日、レンジャー職員のジメネスさんが巡回中、ふと空を見上げると山の尾根のうえに虹色の羽根のような光の帯を目撃し、写真撮影に成功した。
これは大気光学現象の一種で、太陽高度が58度以上のときに、大気中の氷の粒に太陽光が屈折して見えるもので、気象用語では「環水平アーク」と呼ばれる。
通常の虹や、虹がまるい輪のようになるハロとは異なり、環水平アークは、太陽と同じ方向に現れる。また太陽の高さが58度以上という条件があるため、北緯・南緯55度以上より高緯度では無理だ。中緯度にある日本は、夏至をはさんだ前後に年に数回チャンスがあるという。
北極海に浮かぶ海氷に、正体不明のアメーバのような穴が3つ空いているのが見つかり、米航空宇宙局(NASA)の北極海探査チームが「10年間の観測で初めて見た」と頭を悩ませている。
この画像は今月14日、カナダ北部から80キロ沖のボーフォート海上空で海氷を観測中のNASAの「アイス・ブリッジ」チームがとらえたもの。
アメーバみたいな不定形の渦巻きの中心に穴が空いたものが3つ並んでいる。上と中央の2つの穴の左側には、波の動きでできたと思われるしま模様が刻まれているが、なぜこの部分にだけあるのだろうか?
画像の右側にはずいぶんクネクネと折れ曲がったミミズ腫れのような線も見られるが、この現象は簡単に説明できる。プロジェクトチームの科学者ネイサン・クルツ氏によると、「フィンガーラフティング」といって、2つの氷の塊同士が衝突した際、結合部分がファスナーのように絡み合うと、この模様ができる。「finger rafting」とは両手の指を絡めたときに、左右どちらの指も上側になることを意味する言葉だ。
NASAはさまざまな専門家の意見を聞こうと、地球観測所のホームページに写真を公開。ダーツマス大学の地球海氷学者ドン・ペドロヴィッチ氏は「穴の周りの波模様から、氷はかなり薄く、柔らかいものだ」と指摘。
メリーランド大学の氷河学者クリス・シューマン氏は「カナダ沖では、陸地の山から流れる地下水や温泉が湧き出す可能性があるぞ」と夢のある回答を送ってきた。
また米軍寒冷地研究所のクリス・ポラシェンスキー氏からは、「タテゴトアザラシかワモンアザラシが呼吸するために顔を出した穴に似てるようだ」という意見も寄せられている。
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