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サバイバル術を伝授 

2018-05-31 08:24:04 | 日記

運転中に竜巻に遭遇、とるべき行動は?

ドライブしていたら前から竜巻 サバイバル術を伝授 

 

 ドライブ中に突然竜巻が目の前に現れたら、どうすれば助かるのだろう? この映像には、2018年5月下旬、ドイツ西部で発生した竜巻に車が巻きこまれたときのものだ。動画には、巻き上げられた土や竜巻の渦だけでなく、停止した2台の車が竜巻をやり過ごす様子が映っている。幸い、竜巻はそれほど大きなものではなかったようだ。

 ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーでもある気象学者アントン・セイモン氏は映像を見て、竜巻の大きさを考えると運転していた人の判断は適切だった、と述べた。「一見、強烈な竜巻に見えますが、車が巻きこまれた時点では、威力は弱くなっていたように思います。このときの風の強さは、ハリケーンと同じかそれよりも弱かったでしょう」とセイモン氏は話す。ちなみに最大瞬間風速が33メートル以上まで発達した熱帯低気圧をハリケーンと呼ぶ。

 もっと強い竜巻に遭遇した場合は、交差点があるなら竜巻が進む方向から遠ざかることだ。しかし、逃げ道が見つからない場合はどうしたらよいのか? 推奨されるサバイバル術は意外なものだ。

「車の中で竜巻をやり過ごそうとせずに、車を降りましょう。排水溝など地面よりも低い場所を見つけて、顔を下にして横たわってください」とセイモン氏は言う。竜巻は弱いものでも、車を横転させる力がある。強い竜巻なら、車が空中に舞い上がり、地面に叩きつけられることも珍しくない。つまり、車に搭乗したままのほうが、大けがをしたり命にかかわるリスクに直面する。

竜巻に関する情報が少ないヨーロッパ

 映像で見たドイツの竜巻は、複数の町を襲い、複数人がけがをしたことが報じられている。ヨーロッパでは、平均で年間300回、竜巻が発生する。これは竜巻が年間1400回発生する米国よりは少ない。それでも、竜巻は珍しい存在ではないわけだが、ヨーロッパでは、研究があまり進んでおらず、危険性も過小評価されがちだ。(参考記事:「竜巻、なぜアメリカだけで多発?」

「ドイツで強い竜巻が発生するのは、珍しいことではありません」と述べるのは、米セントラルミシガン大学で気象学を教えるジョン・アレン助教だ。「ヨーロッパでも、大きな被害をもたらした竜巻があり、1600年代以来、記録にも残されています」

 ヨーロッパにおける竜巻の被害は、1950年から2015年までの間で、死者316名、負傷者4462名にのぼる。大きな被害があったにもかかわらず、ヨーロッパは竜巻に関する情報伝達体制が整っていない。2017年のアメリカ気象学会(AMA)の論文によれば、予報ツールがない、人々の関心が低い、竜巻を追跡するデータベースがほとんどない、などが理由だという。

 現状では、竜巻研究は、米国や一部の気象学者が主導している。ヨーロッパでは、竜巻に関する情報は少なく、竜巻警報を出す気象機関はほとんどない。(参考記事:「双子の竜巻、ネブラスカで発生」

 前述の論文の著者たちは、この状況を打開するためのアイデアとして、ヨーロッパの気象機関同士が密接に連携し、竜巻の統合データベース構築、予報や警報システムの改善、事前準備や事後対応プログラムの整備など、を行うことを提案している。


9900万年前の生態

2018-05-30 06:31:01 | 日記

恐竜時代のダニ、クモの巣にくるまれた状態で発見

琥珀が封じ込めた9900万年前の生態

 
9900万年前、このダニは悪運が続いた結果クモの糸に縛りあげられ、琥珀の中で命を落とした。

 およそ9900万年前、現在のミャンマー北部にあたる場所に、まことに運の悪いダニがいた。

 通常なら当時のダニは、植物の陰に身を潜め、小型の哺乳動物や羽毛恐竜から血を吸うチャンスをうかがっていたと考えられる。しかしこのダニはどうしたものか、クモの巣にひっかかってしまい、あっという間に巣の主であるクモにぐるぐると縛りあげられ、身動きできなくなった。(参考記事:「恐竜に寄生した吸血ダニ、琥珀で発見、9900万年前」

 こんなことがわかったのも、ダニがさらなる不運に見舞われたからだ。逃げようともがく太古のダニ。そこへ樹脂が染み出してきてダニの体を包み込み、クモの糸との格闘劇を永久に琥珀の塊の中へと封じ込めてしまった。

 今年の4月に学術誌『Cretaceous Research』に発表されたこの風変わりな化石は、これまでに類のないものだ。クモの巣の一部が昆虫もろとも琥珀に閉じ込められた化石は、今までにも発見されている。しかしダニの化石は珍しいうえ、クモがダニを捕らえていたことを示す証拠は今回が初めてになる。

「今回の発見は非常に貴重なものです」と、論文の筆頭著者でドイツ、フンボルト博物館(ベルリン自然史博物館)の学芸員であるジェイソン・ダンロップ氏は言う。 (参考記事:「勃起したザトウムシの化石、ペニスで新しい科に?」

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化石になったダニの腹部の写真とイラストによる解説。ダニの歩脚や口器も確認できる。

ミャンマー産の化石

 この驚くべき化石は、ミャンマーにある琥珀採掘場で発見された。

 ここで見つかる琥珀は約9900万年前のもので、その中から科学的にも貴重な化石が発見されることも多い。過去2年間だけでも保存状態の良いひな鳥や恐竜

の血を吸って腹を膨らませたと思われるダニ、そして羽毛に覆われた恐竜のしっぽがまるまる見つかっている。(参考記事:「恐竜時代のひな鳥を発見、驚異の保存状態、琥珀中」

 だが、ミャンマー産の琥珀を手に入れるのは容易ではない。琥珀採掘場の多くは、ミャンマー軍と対立する反政府武装勢力の管理下にある。そのため研究者は闇取引されている化石に着目し、科学的に貴重な標本が出ないか絶えず目を光らせている。(参考記事:「世界初、恐竜のしっぽが琥珀の中に見つかる」

ダニをくるむ糸の正体は?

 今回のダニ化石が表舞台に出たきっかけは、ドイツのコレクター、パトリック・ミュラー氏がダンロップ氏に相談したこと。この化石の重要性を知ったミュラー氏は、フンボルト博物館への売却に同意した。ダンロップ氏らは化石を入手するとまず、ダニの体を包んでいる繊維の正体を突き止めることにした。本当にクモの糸なのだろうか、それともダニの死骸についた菌だろうか。(参考記事:「弦楽器であり感覚器官であるクモの糸」

 研究チームの一人で、ドイツ連邦軍微生物学研究所のダニの専門家であるリディア・チティミア=デブラー氏は、ダニの死体が腐敗する際、菌はダニの体の開口部から繁殖することを示した。しかし今回の化石の繊維には、菌が繁殖し始める起点が存在しない。その代わりに、クモが獲物を包む時とまったく同じ状態で、ダニの体は繊維に覆われていた。

クモの種は不明

 米自然史博物館の古生物学者デビッド・グリマルディ氏は、クモが捕らえたダニは、木に登るラプトル類の恐竜に寄生しようとしていたのではないかと推測する。「小型のラプトル類がすむ木のうろ付近にクモの巣があるのは、いかにもありそうなことです。木のうろに巣を張っていたかもしれません」

 しかしながら、巣を張ったクモの種は不明だ。「ダニを捕食するクモの種が特定できるほど膨大な情報があるわけではありませんし、既にいろいろなことがわかっているクモでも9900万年前にさかのぼれるほどの地質学的記録はありません」と、米カンザス大学の古生物学者で、論文共著者の一人、ポール・セルデン氏は語る。

化石に閉じ込められたクモの糸のクローズアップ。クモは1億年以上前から網を使って獲物を捕らえてきた。
[画像のクリックで拡大表示]

 ダニを捕らえたクモの種が判明することはないかもしれないが、研究チームは他の化石を研究し、クモとその獲物がどのように進化していったのか調べる予定だ。(参考記事:「クモの進化の謎解く鍵、3億年前の化石で新種発見」

「ミャンマーの琥珀の中には、ありとあらゆる種のクモの仲間が閉じ込められているんです」と、セルデン氏は語る。大発見ですね


暴走する溶岩流

2018-05-30 06:25:32 | 日記

キラウエア「暴走する溶岩流」発電所井戸を覆う!1955年の再来か?

溶岩流
発電所の施設に迫る溶岩流

 溶岩流出が続くハワイのキラウエア火山では28日、地熱発電所敷地内に侵入した溶岩が地熱貯留槽につながる井戸を覆ったが、現在までのところ有毒な硫化水素の発生は抑えられている。噴出する溶岩は高さ60メートル近く上空に達した。

 

 現地時間28日朝、ハワイ島東部のプナ地熱発電所(PGV)の敷地に侵入した溶岩流は、植生を焼き尽くしながら、同敷地内に11個あるうちのふたつの井戸に覆いかぶさった。

 発電所では溶岩侵入の危険性が高まった今月22日以降、井戸に冷却水を注入して粘土でふさぎ、地熱貯留槽を防護する対策を取っていたため、現時点で有毒ガスの発生はないという。

 

 緩慢だった溶岩流の進行速度は、島東部に近づくにつれて急激に加速しており、米地質調査所が設置した定点観測カメラがとらえた54時間分の画像を5秒間に凝縮したタイムラプス動画を見ると、まったく衰えない暴走ぶりが理解できる。

 とりわけ、レイラニ通りの7番目の火孔から湧き上がる溶岩泉の活動が凄まじく、50〜60メートル上空に噴き上がった。これは20階建て超高層ビル並みで、日本の国会議事堂とほぼ同じくらいだ。

 

 溶岩噴出が始まってから3週間以上経過したが、米地質調査所(USGS)の火山学者によると、この間、9.7平方キロメートルが溶岩に覆われ、少なくとも82棟の建物を焼損した。

 

 キラウエア火山では1924年にハレマウマウ火口で大爆発が発生して以来、複数回にわたって火山活動が報告されているが、1955年には今回と同じ東リフト地帯で、88日間にわたって溶岩流出が続いた。このときはパホア-カラパナ通りを中心に溶岩の総延長は10キロ近くに及び、15.8平方キロメートルが焼け野原になったという記録が残る。

溶岩噴出
噴出する溶岩の高さは、20階建ての超高層ビルとほぼ同じ60メートル。国会議事堂に迫る高さだ。