今年のクリスマスに800年に一度の惑星直列発生→南海トラフ巨大地震のリスク爆増へ!
今年のクリスマスに極めて珍しい惑星直列※が800年ぶりに起こることが明らかになった。
※惑星直列(planetary alignment)とは、太陽を中心に回っている地球を含む太陽系の惑星が、1列に並ぶ現象を言い、巨大地震や気候変動など地球に多大な影響を及ぼすと信じられている。
科学ニュース「Science Alert」(11月22日付)によると、今年12月16日~25日の間に木星と土星が接近し、両者の見た目の距離は満月の直径のわずか5分の1まで縮まるという。これは地球と木星と土星がほぼ一直線に並ぶため見られる現象で、米ライス大学の天文学者パトリック・ハーティガン氏によると、これほどまで接近したのは約800年前の1226年3月4日以来だという。
最高の観測地点は赤道付近だが、空が晴れていれば地球上のほぼすべての地点から木星と土星の直列を見ることができるとのことだ。特に日没後1時間が絶好の観測チャンスだという。
次にこの直列が見られるのは2080年3月と、前回に比べればかなり早いが、それでも60年後である。チャンスがあればぜひ観測したい。
ただ惑星直列は地震などの自然災害をもたらす可能性が指摘されていることも忘れてはならない。オランダの地震予知研究家フランク・フッガービーツ氏は、惑星直列をもとにした太陽系幾何学指標(SSGI)を用いて、2015年のネパール大地震(M7.8)、2016年の熊本地震(M7.3)といった大地震の発生を予測し、的中させてきた。
惑星直列と地震との関係には科学的な根拠がないとの批判も存在するが、物理学・電気的宇宙論の専門家・平清水九十九氏は、電気的宇宙科学の観点から、惑星直列、太陽活動、大雨、大地震には密接な関係があることを指摘している。
ただ、惑星直列は惑星間の影響関係であるため、地球の一体どこで地震が起こるかまでは予測できない。しかし、どこであろうとクリスマス前に巨大地震が発生したらたまったものではないだろう。地震の発生リスクが高い日本に住む我々は特に注意すべきだろう。
先日トカナに掲載した地震研究家・百瀬直也氏の寄稿記事でも指摘されているように、これまでの南海トラフ巨大地震や首都直下地震は黒潮大蛇行の「直進期」(非大蛇行期)に発生しているという。そして、この大蛇行の完全消滅がちょうど今年12月頃だと予想されているのだ。さらに恐ろしいことに、百瀬氏が同記事でリスト化している過去に起こったM6.5以上の南海トラフ巨大地震と南関東直下地震16例のうち4例が12月に集中しており、最多なのだ。16回の地震が1~12月まで均等に地震が発生した場合、それぞれの月に期待される発生数は約1.3回であるから、その偏りが分かるだろう。
惑星直列と黒潮大蛇行の終焉が同じ12月に起こるのはまったくの偶然なのだろうか? それとも……。いずれにしろ、いつその時が来ても良いように防災意識を高めておきたい。