670年ぶりの歴史的大噴火!露カムチャッカのカンバルニー山
ロシア極東のカムチャッカ半島で今月24日、カンバルニー山が約670年ぶりに噴火した。爆発的な噴火活動は27日現在も続いており、ロシア科学アカデミー(IVS FEBRAS)が歴史的なイベントだと注目している。
カムチャッカ火山噴火対策チーム(KVERT)やクロノスキー国家自然保護区によると、カンバルニー山は、現地時間24日朝に突然噴煙が立ち上り、その日の夕方から夜にかけて、爆発的噴火が繰り返し発生した。火山灰を含んだ黒い噴煙は、火口から約6000メートル上空まで立ち上り、南東830キロ離れた地点まで噴煙が流れるようすが人工衛星で観測されているという。
カムチャッカ半島南端に位置するカンバルニー山は、標高2156メートルのカムチャッカ火山群のひとつ。放射性炭素による年代測定で、最後の噴火は1350年ごろだと推定されており、今回の噴火は670年ぶりの歴史的イベントだと言われている。
カムチャッカ半島では、今月9日にもクリュチェフスカヤ山とベズイミアニ山が相次いで噴火している。今年に入ってから環太平洋火山帯に属する火山の活動が活発化しているが、なかでもカムチャッカ半島は「火山の博物館」の異名を持つほど、噴火形態が多種多様な火山が多く存在する。
■国内の火山の現況については、ハザードラボ「火山マップ」をご覧ください。
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