クルーズ船訪日客の失踪、福岡・長崎で計34人
観光目的のクルーズ船で入国した外国人が船に戻らずに失踪するケースが、福岡、長崎両県だけで昨年1月から今年8月末までに計34人に上ったことが両県警の調べでわかった。
クルーズ船に対応するため簡略化された入国手続きを悪用し、不法残留しようとした外国人もいるとみられ、関係機関は警戒を強めている。
外国クルーズ船の寄港数が昨年245回と全国最多の博多港を抱える福岡県では昨年、中国人11人が観光地や大型商業施設で行方不明になり、今年は8月末までに6人が失踪。寄港数で2位の長崎港がある長崎県でも昨年11人、今年は6人が失踪した。計34人の内訳は、中国人が31人、ネパール人2人、フィリピン人1人だった。失踪後に飲食店で不法に働き、入管難民法違反容疑で逮捕されたケースもあったという。
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