還暦を迎えた大地真央 徹底的な自己管理でエイジングケア
【還暦とは思えない美貌の大地真央】
NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』では、戦前、材木問屋の看板を守るべく奮闘する女将でありながら、ヒロインを陰で支える祖母役を好演。白髪ではあるものの肌にしわやシミのない姿に「おばあちゃん役なんて、ありえない」と視聴者は騒然となった。実は、今年2月に還暦を迎えた大地真央。美を保ち続ける秘密に迫った。
「私も今年還暦を迎えましたし、『とと姉ちゃん』の滝子の年齢設定も60才と聞き、これもご縁かなと思ってお引き受けしたんです。昭和の初期に店の看板を守るために必死で生きる人間味あふれる女性を演じたかったんです」(大地・以下「」内同)
朝ドラで初めて“おばあちゃん”役に挑戦した心境を語る大地。美人女優として誰もが認めるだけに、いつかは破らねばならないその殻を、彼女はこうして自ら取り去った。
しかし、宝塚のトップスターに就任して以来、34年以上も第一線を走ってきただけに、今なお体形は当時のままキープしているかのよう。
「まず健康でいることが何よりも大事だと思ってます。美容はその次。それから食事、睡眠、軽い運動の3つを大事にしています。
自己治癒力を信じようと、風邪ぎみだなと思ったら、まずビタミンCを補給。早めに寝て、次の日に元気に起きる自分を想像してみるんです。
自分の体をコントロールしやすくするために、毎日同じ朝食をいただいています。それらが美容にもつながると思ってます」
マイナーチェンジはあるものの、45才だった15年ほど前と、ほぼ同じ内容の朝食を食べ続けているという。今は小松菜、にんじん、バナナ、プチトマト、柑橘類、旬の果物、豆乳、ベリー酢などが入ったスムージーを中心に、目玉焼きに溶岩塩を少々、玄米パンかおにぎりにブラックコーヒーというメニューだ。
「時代や年齢とともに変わってきた部分もあるんです。新しい情報を入手したら、まず試してみます。そこで自分に合っているようなら取り入れるんです。
以前は意識していなかったのですが、最近ではオメガ3の豊富なオイルを摂るようにしています。できあがったスムージーにエゴマ油や亜麻仁油を大さじ1杯、それにチアシードをプラス。そして小さな瓶に入ったツバメの巣も。コラーゲン豊富なすっぽんやフカヒレもたまにいただくようにしています」
美肌効果の高いコラーゲンの適度な補給は欠かせないよう。そして何よりも大事にしているのがバスタイム。
「1時間近くお風呂に入っていることもあります。ボディーソープを泡立てて手で全身洗うんです。ナイロンタオルでゴシゴシ洗うというようなことはしません。体も顔からつながっているいわば1枚皮ですよね(笑い)。
もちろん背中も手で洗います。背中にも届くようにしておかないと。これ、ストレッチも兼ねているんです。時間もかかるし面倒くさいんですけど、おかげで自分の体調のことがよくわかりますよ。首も上から下へ10回数えながら洗うと、そのうちリンパの流れがよくなるんです。基本ぐうたらなの。だからお風呂の中で全部終わらせたいんです」
とはいえ、何十年も同じケアを続けることは、できそうでできないものだが…。
「自分の中でマッサージやストレッチの流れを決めちゃうと、苦じゃなくなりますよ。湯船の中で足や手を伸ばしたりキックしたり、簡単な運動をしているんですが、毎回100回って決めていても、怠け心が勝っちゃって、今日は70回でいっか…なんてこともあります。でも、たまにはそれでいいのかな、とも思います。お風呂の中でのルーティーンをこなすと、夜もぐっすり眠れるんですよ」
お風呂の中では、表面的なケアだけでは終わらせない。心のメンテナンスもすべて行うのが大地流だ。
「つまらないことでクヨクヨして落ち込むことがあるんです。そんな時はお風呂の中で自問自答します。“もうダメかも”“何言ってんの。ダメじゃない!”なんて私の中にいる2人の自分が言い合いをするんです。それも声に出して! そのうちに“私ってバカみたい”って笑っちゃうんですよ。
その瞬間シャワーをバーッと浴びると、パッと気持ちが切り替わるんです。そこでおしまい。人間ですから落ち込むことがあっていいんだと思うんです。いろんなことがあるからこそ、今があるわけですから。
年齢のこともそうですけど、先のことを考えていても、何も変わらないじゃないですか。だったら今やるべきことをきっちりこなす。常に優先順位を考えながら行動していれば、無駄なことなんて何ひとつないんじゃないかって思います」
還暦には見えない~
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