カナリア諸島で火山が噴火 M3.8の地震で新たな亀裂も
エルパソ、カナリア諸島、9月22日(AP)― 50年ぶりに噴火した北西アフリカ沖の大西洋に浮かぶスペイン領カナリア諸島の火山は9月21日、山腹に開いた新たな亀裂からマグマを吹き上げるなど、活発な噴火活動が続いている。
ラパルマ島にあるクンブレビエハ山の尾根の亀裂から吹き出したマグマは、ゆっくりと海岸線の人口密集地対に接近している。
島の人口8万5000人のうち約6000人は、噴火の兆候が察知された時点で避難していたが、民家183戸が溶岩流に飲み込まれるなどの被害を受けた。
島では20日夜、マグニチュード3.8の地震が発生したが、この地震で尾根の2カ所の亀裂から900メートルほど北に新たな亀裂が生じ、マグマを吹き上げている。
深さ約6メートルにも達する溶岩流は、今後数週間から数カ月続くと火山専門家は見ている。
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