牛900頭が孤立、町長が国交相に協力求める 南富良野
台風10号の豪雨で街が濁流にのまれながら1人の死傷者も出なかった北海道南富良野町で、牧場の牛約900頭が孤立している。飲み水も不足して牛が危険な状態だとして、池部彰町長は3日、視察に訪れた石井啓一国土交通相に救出への協力を求めた。
牧場は同町を含む周辺5市町村が運営し、夏場に酪農家から肉牛と乳牛を受け入れ放牧している。町によると、豪雨で飲み水の配管が壊れ、牧草も泥まみれで飲み水も餌も不足している状態。牧場には職員が常駐しているが、牧場に通じる道路が複数箇所で崩落し、歩いてやっと通れる程度で、対応のしようがないという。
道が道路の仮復旧を準備中だが見通しは立っていない。町は牧場近くを通る道東自動車道の管理用通路からトラックなどで牛を運び出せないか、東日本高速道路に協力を要請していた。池部町長は石井国交相に状況を説明し、「農家が家族のように育てている大事な牛。見殺しにしないで、救出に力をお貸しください」と泣きながら訴えた。石井国交相は報道陣に「道と連携し、道路の復旧に取り組む」と述べた。
どうにか助けてあげられないのでしょうか・・・・
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