アルフレッド・ウェブル氏(右) 画像は「VARBAGE」より
いくつもの著作を持つ作家で法律家でもあるアルフレッド・ウェブル氏によれば、クォンタム・アクセス技術は1960年代にバチカンからCIAへ供与されたという。クォンタム・アクセスは「クロノバイザー」の根幹を成す技術で、これを使用することで時空を越えた“観察”が可能になるといわれている。
クロノバイザーは1950年代に当時の先鋭的科学者集団によって開発されたといわれ、家具のキャビネットのような外観で、音声を発するスピーカーとブラウン管(CRT)モニターが装備され、各種のボタンやレバーが配置されたチューナーのような機器が組み合わされたデバイスであるという。このチューナーを操作することで特定の時代に“チューニング”し、その時代の出来事をディスプレイ上に映し出して視聴することができるのだ。
フランソワ・ブリュヌ神父(右) 画像は「VARBAGE」より
はじめて「クロノバイザー」の存在を指摘したフランソワ・ブリュヌ神父は著書の中で、このデバイスを使って「キリストの受難」や、共和政ローマ時代の幻の戯曲『ティエステス』の劇場での上演の模様が映し出されたことを関係者の話として伝えている。ではCIAはこの技術をどのように活用しているのか?
■イギリスはEUの命運を“予見”しているのか?
ウェブル氏によれば、1960年代にバチカンから供与されたクォンタム・アクセス技術をCIAは今日に至るまでフルに活用しているという。過去の歴史的イベントを検証するために用いられることが多いという「クロノバイザー」だが、実はチューニングを未来に合わせることもできるというのである。文字通り未来を“予見”できるのだ。
CIAはもっぱらこの“予見”するほうに重きを置き、国際政治上の案件の成り行きを追うことにこのクォンタム・アクセス技術を使っているというのだ。昨年11月の大統領のトランプ勝利もこの技術を用いてCIAは事前に把握し、いち早く対策を講じていたともいわれている。
そしてCIAのみならず、バチカンはクォンタム・アクセス技術をイギリスの秘密情報部であるMI5とMI6にも供与しているというのだ。アメリカのみならず、イギリス政府当局にも未来を“予見”する力が備わっているとすれば、昨年のEU離脱を問うイギリスの国民投票の結果もわかっていたのだろうか。ということはイギリスは今回の“ブレグジット”を越えた先の、EU全体の命運についても“予見”し得ることになり、話はさらに不気味なものになるだろう。
ウェブル氏によれば、むしろバチカンの手によってCIAとMI5、MI6がつくられたのだと解釈すべきであるという。つまり英米の情報機関はバチカンの利益になるための仕事をしているということだ。
バチカン市国 画像は「Wikipedia」より
前回「クロノバイザー」についての話題を紹介したトカナの記事は、いわゆるオルタネティブメディアによるものだったが、今回は広く一般に読まれるタブロイド紙でその存在が取り沙汰されており、その意味するところは非常に大きい。WikilLeaksがこの先どこかのタイミングで“CIAのクロノバイザー”を公表する日が近づいているのかもしれない。
カッパ世申します。
つい最近、「バックトゥーザフューチャー」と「バブルへgo」を書いて、3.11前に「フクシマダイイチの非常用電源を確保せよ」と警告に行きたいが、それが万が一可能であってもやっぱり東電は聞く耳を持たないだろう、、というような記事を書いたばかりなのです。
今回のエントリー記事、早速引用させていただきます。
ところで、未来を見ちゃうと現実が変わってしまうという話?なかったでしょうか?