清水寺・随求堂222年ぶり開帳 3月に 秘仏の大随求菩薩
『西国三十三所札所会』の草創1300年を記念し、清水寺をはじめとした11寺院で『早春の特別公開』がおこなわれる
清水寺(京都市東山区)は14日、境内にある随求(ずいぐ)堂の本尊「大随求菩薩坐像」を3月と10月に一般公開すると発表した。坐像は秘仏で、これまで巡回展などで公開されたことはあったが、随求堂で開帳するのは寛政8(1796)年以来222年ぶりになる。
坐像は享保13(1728)年に造られた高さ約1・1メートルの木像。8本の手に蛇や剣などを持っている。体や衣は金箔(きんぱく)などが施され、元禄時代の華やかな文化の影響を受けているという。
同寺などを巡る日本最古の仏教巡礼路、西国三十三所が始まって今年で1300年となるのを記念して公開する。森清顕(もり・せいげん)執事補(41)は「観音様とのご縁を結び、心の豊かさを見つめ直してもらえたら」と話している。
公開は3月2〜18日と10月5〜15日の午前9時〜午後4時。3月9〜18日は午後6〜9時の夜間拝観も行われる。拝観料100円。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます