東南アジア豪雨、死者113人に 熱帯低気圧が救助阻む
豪雨に見舞われたインドネシア・東フロレスの村での、行方不明者の捜索活動の様子。同国の国家捜索救助庁撮影・公開(2021年4月5日撮影)。
インドネシアと東ティモールの東南アジア2か国を襲った集中豪雨による洪水と土砂崩れで、死者が少なくとも113人となった。70人以上が行方不明となっている。同地域には5日、強風と大雨を伴う熱帯低気圧「セロジャ(Seroja)」が到来し、行方不明者の捜索が阻まれている。
【写真】東ティモールの首都ディリで、豪雨に見舞われた地域を歩く住民
4日の豪雨で各地の集落は泥水に覆われ、木々がなぎ倒される被害を受け、数千人が避難を強いられた。インドネシアではこれまで少なくとも86人が死亡、71人が行方不明となっており、東ティモールでは27人が死亡した。
東ティモールは人口約130万人の小国で、オーストラリアとインドネシアの間に位置する。 熱帯低気圧は現在、勢力を強めながらオーストラリア西海岸方向に移動している。
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