今夜は今年最後のコンサートに行ってきました。
ロンドン在住のピアニストですが、プロフィールがとても面白い方でした。
イスラエルとレバノンの国境でテロ攻撃中に野外コンサートをしたり、
シリア軍が待機する中での生放送、
クウエートとイラクが不穏な時期のテレビ出演、
クーデターが企てられている状況時の王宮など、
危険地でのコンサートを経験しているという異色のピアニストです。
私生活でも指の怪我の危険をおかしながら、
電気配線・水道工事・タイル張りなど、
自宅の改装に励み、その腕はプロ級だというのです。
ショパンに始まり、ドビュッシー・スクリャービン・ラフマニノフ
アンコール曲がシマノフスキーという、興味深いプログラムで、
ドビュッシーの美しく繊細な響きにはウットリ。。。
スクリャービンやラフマニノフのテクニックには感服でした。
ただ、オープニングのショパンのワルツが
「えぇ~~~~っ 」 という演奏だったので、
とっても不思議だったのですが、コンサート終了後に
「彼は、元来練習嫌いらしい・・・」
という事を聞き、妙に納得
ピアニストでも、練習嫌いの方がいるんだぁ。。。
練習していない曲は、ショパンの簡単なワルツでも
ミスタッチをするのね
やはり毎日の練習って大切なのですね。
教室のみなさん、毎日弾きましょうね