一昔前までは、感じる事も少なかったのですが
最近は、小さな子供にもプライドというものがあり
レッスン中にミスする姿を見せたくないようです
気心が知れた関係になると、そういう事もなくなるのですが
出会ったばかりの生徒たちは、やはり私にも
良いところを見せたいのかもしれませんね
誰でも間違えることもあるし、出来なくて良いんだよ
先生だって、最初は片手ずつ練習するよ
と いつも生徒たちには、声をかけているのですが
時々、不安そうな表情でピアノに向かう姿があります
今日、新しいテキストを手にして好奇心いっぱいに
嬉しそうにページをめくっていた 5歳の E ちゃん
ニコニコと自信たっぷりに、宿題の曲を聴かせてくれた後
新しい曲を予習し始めた時、笑顔が消えて不安そうな表情に。。。
音読みをしていて、読み間違えちゃったのね
「 いいよぉ~ この音は間違えやすいんだよ 」
リズム打ちは、とっても上手
歌も上手に歌えたので、ピアノで弾いてみるとバッチリ
「 次は先生 歌わないけど、Eちゃんが歌いながらやってみる 」
首を横に振るので、もう1度 歌ってあげることに・・・
そして自信が付いた E ちゃん
次は 一人で歌いながら弾けました
「 すごいね 次は、手を隠しちゃっても良い 」
ポジションに指の用意をして、準備
ガッシャ~ン テキストで手を隠しちゃいます
「 先生 手が使えないから、Eちゃんが目で音符を追いかけてね 」
真剣な表情で楽譜を見つめ
ゆっくりていねいに弾き始め、最後まで弾けた時
Eちゃんの表情は、誇らしげな笑顔に変わりました
「 すご~い 手を見えなくしたのに最後まで弾けたね
これなら次の曲は、お家でひとりでも練習できるよね 」
「 は い 」
不安な表情から少しずつ笑顔が見えても
お返事に声が聞けなかった E ちゃんでしたが
最後は、自信満々に大きな声でしっかりとお返事が出来ました
新しいテキストは、難しいと思う事があるだろうけど
頑張ってもっともっと上手になろうね
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