及川浩二 さんの 「 10大協奏曲に挑む 」 シリーズ
今日 第2回目のコンサートでした。
前回のラフマニノフで魅了された彼のサウンドは、
今回のショパンでも 期待を裏切る事なく 素敵な演奏に魅了され
アンコールの 「 ノクターン 」 でハートを射抜かれた感じです
「 ピアノ協奏曲 第1番と第2番 」 は
「 ピアノの詩人 」 と呼ばれ、ピアノに一生を捧げたショパンの
20歳になるかならないかの頃に書かれた作品だそうです。
今日の演奏は、第2番の方から演奏されたのですが、
特に第2楽章が印象深く、ショパンのコンスタンツェに対する恋心が
切々と伝わってくるような演奏でした。
ショパンは女性にはモテたそうですが、奔放ではなく
一途に思い続けるタイプだったという事なのですが、
相手に対する思いの深さや情熱が、
及川さんの醸し出す 穏やかな甘い響きに重なり
とてもロマンティックな演奏にウットリ聴き惚れてしまいました
若い頃 好きな曲のひとつだった第1番は、
ブーニンのピアノでよく聴いていたのですが、
久しぶりに聴いた第1番は、ずいぶん違った印象に聴こえました
私自身が年齢を重ね、サウンドや音楽に対する趣向が
若い頃とは変わってきたという事でしょうね
アンコール曲のノクターンは、今までに聴いた中で一番でした。
あんなに切々と心情を語り掛けるような演奏をされたら、
老若男女問わず、抱きしめたくなるようなピアノでした。
一瞬で恋に落ちてしまいそう。。。
前回のラフマニノフも、今回のショパンも大満足のコンサートでした。
次回7月に予定されていた第3回公演が、スケジュール変更 になり、
1年先になってしまったのが、とっても残念です
でも、来年の 「 リスト&チャイコフスキー 」 にも期待して、
楽しみに待ちたいと思います