神戸市西区のピアノ教室「音楽広場Sound-Scape」

ピアノを弾き、歌をうたい、時には鍵盤ハーモニカやリコーダーまで
個性豊かな生徒たちとの日常をつぶやいています

ショパンピアノ協奏曲

2009-03-15 23:19:29 | 演奏会

及川浩二 さんの 「 10大協奏曲に挑む 」 シリーズ
今日 第2回目のコンサートでした。

前回のラフマニノフで魅了された彼のサウンドは、
今回のショパンでも 期待を裏切る事なく 素敵な演奏に魅了され 
アンコールの 「 ノクターン 」 でハートを射抜かれた感じです  


「 ピアノ協奏曲 第1番と第2番 」 は 
「 ピアノの詩人 」 と呼ばれ、ピアノに一生を捧げたショパンの
20歳になるかならないかの頃に書かれた作品だそうです。

今日の演奏は、第2番の方から演奏されたのですが、
特に第2楽章が印象深く、ショパンのコンスタンツェに対する恋心が
切々と伝わってくるような演奏でした。

ショパンは女性にはモテたそうですが、奔放ではなく
一途に思い続けるタイプだったという事なのですが、
相手に対する思いの深さや情熱が、
及川さんの醸し出す 穏やかな甘い響きに重なり
とてもロマンティックな演奏にウットリ聴き惚れてしまいました 


若い頃 好きな曲のひとつだった第1番は、
ブーニンのピアノでよく聴いていたのですが、
久しぶりに聴いた第1番は、ずいぶん違った印象に聴こえました 
私自身が年齢を重ね、サウンドや音楽に対する趣向が
若い頃とは変わってきたという事でしょうね 

アンコール曲のノクターンは、今までに聴いた中で一番でした。
あんなに切々と心情を語り掛けるような演奏をされたら、
老若男女問わず、抱きしめたくなるようなピアノでした。
一瞬で恋に落ちてしまいそう。。。 


前回のラフマニノフも、今回のショパンも大満足のコンサートでした。
次回7月に予定されていた第3回公演が、スケジュール変更 になり、 
1年先になってしまったのが、とっても残念です 

でも、来年の 「 リスト&チャイコフスキー 」 にも期待して、
楽しみに待ちたいと思います 







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