午前中、明後日の関西フィルコンサートの準備。
午後は会議と明和高校レッスン。
夜は佐渡✖️シエナWOの演奏会を聴きに芸文へ。
ローマ3部作をカッコよく美しく、素晴らしいオーケストラサウンドを聴かせていただきました。
満員のお客さんは大喜びでした。
多分、このブログでこの話をするのは初めてですが...
私が音大4年生1990年、クラリネットの師匠である藤井一男先生が音楽事務所を新しく立ち上げられたので、
「藤井先生、音楽事務所立ち上げたんで、ここは一つ、プロの吹奏楽団でも作りませんか?」と提案した。
藤井先生も「いいね〜じゃあ、君、核になるプレイヤー5.6人集めてよ」
そして色んな音大(藝大、国立、武蔵野、桐朋)の同級生、先輩後輩たちに声がけしてオーディションして「シエナ」という名前も決めて...と、これからフレッシュなメンバーで活動という時に、私は広響のオーディションに受かり、その道でやる事を決めた。
当時藤井先生もこの若いバンドはプロオケ養成バンドの様なものだから(当時はそういう気持ちで作った...Sax.Euphの方ごめんなさい)オケに行く選択がいいよ、と背中を押していただいたが、言い出しっぺがすぐに辞めてしまうという、後ろめたい気持ちがあった。
その後、お給料や定年問題、楽団員も音楽事務所も幾度となく困難があり、何とか乗り越えて来た話もたくさん聞いてきました。
しばらくして、佐渡さんが監督としてシエナに加わりCDもバンバン売り出してヒットし、TVにも多く出演し、今や佼成や大阪市音と並ぶ素晴らしいプロ吹奏楽団となり多くのシエナファンもできる様になった。
もしあの時、藤井先生にプロの吹奏楽団設立の話を持ちかけなければ今のシエナWOは無かったかもしれないし、また違う誰かが同じ様に楽団を立ち上げていたかもしれない。
今日の演奏会を聴いて、あの時藤井先生と皆んなで立ち上げて良かったなと思いました。
そんなシエナWOは我が名古屋音楽大学と2017年に提携を結び、シエナメンバーが大学までお越しいただきクリニック等を行いました。
名古屋音楽大学の同僚でもあるトランペットの上田仁准教授もシエナWOのメンバーで奇跡的に繋がりが多く、今日のコンサートを聴いていて来年か再来年にでも「シエナWO✖️名古屋音楽大学SW」ジョイントコンサートで盛り上がりたいなと勝手に想像しました。
「シエナ」という名前の由来はまたいつかお話しします。
終演後にクラリネットの仲間達と
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