眞ちゃんち

クラリネット奏者 橋本眞介Blog

朝鮮民謡の主題による変奏曲

2010年04月28日 | Weblog
今度、なにわOWで演奏するチャンスの朝鮮民謡の主題による変奏曲。
なにわOWではオーケストラ等の編曲物はやらず
常に吹奏楽のオリジナルを演奏しています。

この曲の作曲家ジョン・バーンズ・チャンスは
今度演奏する「献呈序曲」の作曲家C・ウィリアムズに師事してます。
なにわOWでやる作品で師弟の曲の聴き比べも面白いもんです。
「アリラン」による変奏曲であり主題と5つの変奏からなってます。

中学・高校と吹奏楽コンクールでは定番の曲で必ずどこかが演奏してて
よくいろんな演奏を聴きましたが、今回演奏するのが初めてです。
冒頭クラリネットのユニゾンで奏でるアリランが痺れます。

フェロー諸島への幻想の旅

2010年04月27日 | Weblog
なにわOWまでもう少しで毎日さらっているが、
なにわOW後に広響定期があるので5月定期の曲もさらっておく。

今日はニールセンの狂詩曲風序曲「フェロー諸島への幻想の旅」。
標題となっている「フェロー諸島」はスコットランドのシェトランド諸島、ノルウェー西海岸と
アイスランドの間にある北大西洋の諸島を指すそうです。
「さぁ~これから北欧の旅へ~」とご案内するかのような曲です。

この曲1番クラにはB♭、A、Esとこの短い曲の中に持ち替えがたくさんあります。
途中鳥の鳴き声のようなエスクラのソロがあり、
この前の「幻想交響曲」とは違い心地よく鳴かなくてはいけません。
一番最後にはソロで「可能な限りデミヌエンドを持続して」とあります。

あとの5月定期のプログラムはフルート中村譲がソリストを務める
ホルムボー:フルート協奏曲第2番(日本初演)とシベ2の北欧シリーズプログラムです。
ちなみにフルート中村譲もなにわOWに出演します。

広島交響楽団第299回定期演奏会   
【日  時】2010年5月14日(金) 18:45開演 (17:45開場)
【会  場】広島市文化交流会館 (旧広島厚生年金会館)
【出  演】 指揮:秋山和慶 フルート:中村めぐみ
【曲  目】
ニルセン:狂詩曲風序曲「フェロー諸島への幻想旅行」
ヴァウン・ホルムボー:フルート協奏曲第2番(日本初演)
シベリウス:交響曲第2番

【チケット】S席:5,000円 A席:4,500円 B席:4,000円学生:1,500円(広響事務局のみ取扱)
【取り扱い】デオデオ本店・ヤマハ広島店・ひろしま夢ぷらざ・天満屋八丁堀店チケットサロン・福屋広島駅前店チケットサロン・福屋八丁堀本店プレイガイド・アルパーク天満屋チケットサロン・中国新聞社ふれあい読者室・広響事務局(Lコード67301)(Pコード345-825)特別後援:在日本デンマーク王国 大使館 特別協賛:アンデルセン
【問い合わせ】広響事務局  TEL:082-532-3080

熱便

2010年04月26日 | Weblog
今日も見つけた広島のとある場所にて

8階のトイレに張り紙があった。
「自分の出したモノ」という表現がステキ。
「便」「排泄物」という表現ではすまされなかったのだろう。

会議では…
A 「やはり便(ベン)でいいんじゃぁないですかぁ?」
B 「いや、出した本人が責任もって流させるよう"自分が出した"という表現が最も適切ではないか?」
C 「"もの"をカタカナにするとより強調されていいのではないか?」
D 「文字色はトイレらしく青で統一しよう」

など熱便、もとい熱弁が繰り広げられたに違いない。

C・ウイリアムズ

2010年04月26日 | Weblog
朝から夜までエリザベト音大でレッスン。
写真ネタがないので休憩時に撮った「甘くないオレ:やっと暖かくなったねバージョン」。

今度なにわで演奏するC・ウイリアムズの「献呈序曲」。
昨年のウイリアムズの交響組曲もそうだったけど、
バスクラ、コントラアルトクラ、コントラバスクラとクラリネット低音族がとても充実しており
今回のこの「献呈序曲」はコントラアルトクラを担当。

今日は大学の空き時間にコントラアルトの練習。
コントラアルト用のリード(サイズはコントラバスクラと一緒)は大きく、舐めるだけでも時間がかかる。
20枚のかなりでかいリードの中から本番用6枚に絞る。

さらっていると次の生徒が「指を骨折しました~」と指に包帯を巻き
バスクラならカバーキーなので吹けるとレッスンに持ってきた。
バスクラのリードを選んでやってる時、「え~!バスクラのリードってこんなに小さかったっけ~?」状態。
コントラにすっかり慣れてしまってたのでバスクラリードがかなり小さく見えた。

次の生徒のレッスンになり吹こうと思って並クラを構えた瞬間、自分の身体がでかく感じた。

新入生歓迎会

2010年04月22日 | Weblog
夜、エリザベト音大クラリネット科の新入生歓迎会。先輩たちが新入生や先生のために毎回「芸」を用意してくれているのだが、今年はまぁまぁレベルが高かった。昨年生徒がやる「芸」をアリニヨンさんと鑑賞してて今一つでがっかりしたことがある。アリニヨンさんもあの時は「ねぇねぇ、まだ続くのか?」と難しい顔をされてた。今年は男がパリコレ風な演出で女装(写真)したり、3,4年の替え歌などまぁまぁの出来であった。はやく韓国からの留学生ガンリム君のピン芸を超すような芸を身につけてください。1次会でお開き、今年から中学校の先生になった西村が新歓に顔出してくれたので、帰りにお茶しながら仕事の充実ぶりを聞いた。

音楽祭のプレリュード

2010年04月22日 | Weblog
5月ゴールデンウイークになにわOWを聴きに来てくださるお客さま、
なにわOW2010のCDを購入してくださる方、
また、なにわOW奏者で、もしかしたらこの名曲を知らないであろう
N田さん(名指し)の為(知ってたらゴメンナサイ)にウンチクを語りたいと思います。えへん。

まずはアルフレッド・リードの「音楽祭のプレリュード」。
1957年に書かれたこの名曲は
1970年全日本吹奏楽コンクール(中学の部を除く)の課題曲にもなりました。
アメリカの作曲家で特に吹奏楽においては20世紀を代表する音楽家の1人とされるでしょう。
200曲以上の吹奏楽作品を書き
日本でもプロの吹奏楽団・教育機関・一般団体からの委嘱作品がたくさんあります。
親日家でもあり来日回数も大変多かったようです。

僕の中ではA・リードはなくてはならない存在。
吹奏楽にこんなにもハマってしまったのもA・リードさんとジェイガーさんのお陰です。

僕の3大リードは
「春の猟犬」「ハムレット」「音楽祭のプレリュード」。
なにわOW主催・金井ボスの3大リードは
「アルメニアンパート1」「エル・カミーノ・レアル」「オセロ」。

僕の3大リードは「オリジナル」と「優しさ」
金井ボスの3大リードは「探究心(民謡採譜)」と「勇ましさ」
いずれもオーケストレーションは素晴らしい。

もちろん「エルカミ」も「第1組曲~第3組曲」も「アルメニアンパート1・パート2」も
「オセロ」も「法華経」も「サスカッチアン」ももちろんとっても素晴らしいけど、
絞れといわれたら僕はこの3つですかね。

A・リードは1953年から作曲し始めたからこの1957年「音楽祭のプレリュード」は初期の作品です。
この作品がリードの多くの作品の基礎となり、
どの部分を取っても初めて聴いた人でも「あ、リードだっ!」という強い色を持ってます。
1970年に吹奏楽コンクール課題曲で多くのバンドに演奏され
「Alfred Reed」の名が一躍日本中に広まるきっかけとなった曲です。

ホルン奏者・本田君

2010年04月21日 | Weblog
夕方、友人のホルン奏者・本田君がエンジェルパルテでモーツァルトのコンチェルトを演奏するというので聴きに行きました。彼は他にお仕事を持ちながら広島センチュリー交響楽団、東広島ウインドなどで活発に活動・活躍しています。彼が5年間のドイツ留学から帰ってきてよく広響にエキストラに来てもらっていたので昔からよく知っている仲間です。バックのオケは広島センチュリー交響楽団。本田君の演奏は安定して素晴らしい音色を聴かせてくれました。彼の師匠である広響ホルン奏者・宮本さんも遠くから彼の勇姿を応援していました。彼の音楽仲間がたくさん聴きに来ていてなんだか自分のことのように嬉しい気持ちになりました。

エリザベト音大

2010年04月20日 | Weblog
朝一からエリザベト音大でレッスン。今日は雨が降りそうで降らない嫌な天気。生徒の一人が腹痛で休んだので隣の幟町教会のベンチで休憩。休憩時の缶コーヒーは最近ブームの「甘くないオレ」。レッスンの合間に思ったより早く着いたなにわOW2010の楽譜を一通りさらう。お~課題曲は面白いけど難しいね。さらい甲斐があります。今年も指揮なしでやるんすか・・・指揮あっても難しそうなんすけど・・・これをさらりとやってしまうのが、オケマン集団なにわオーケストラルウインズなんですね。今日帰って猛勉強します。

下山

2010年04月19日 | Weblog
同僚のT尾さん、M田さんと登ったこの山、とっても気持のよい山でした。高所恐怖症の僕は山頂から帰りの階段に足がすくむ。帰り大きな滝が出現し3人でびっくり、マイナスイオンが出まくりでした。帰りの車中もの凄く眠くてT尾さんと2人信号待ちで熟睡・・・zzz。ハッと気がつけば自分の車から後ろがかなり渋滞してました。すみません・・・。この山はまた行きたい山の一つです。

龍頭山山頂

2010年04月19日 | Weblog
龍頭山山頂に到着。山頂には立派な小屋が立っており、周囲には素晴らしい360度の展望が広がっている。山頂に着くなりお腹が空いた。お弁当を食べ、気持のよい風にふかれながら昼寝。空気もうまいしポカポカ陽気で最高!

山口交響楽団

2010年04月18日 | Weblog
朝から山口交響楽団のトレーナーとして秋吉台国際芸術村(写真)へ。今日はプロコフィエフの交響曲第7番のみ。リハーサルの最初に昨日合わせたばっかりなんです、と言うけれど いざ音を出した見たら素晴らしいじゃないですか。一人一人の技術がしっかりしててアンサンブル能力も随分ある。かなりレベルの高いアマチュアオケだと思う。巡回コンサートなど山口県内で頻繁にされており本番回数もかなり多いらしい。団内の雰囲気もよくて気持ちのよりリハーサルでした。また行きます。

小倉へ

2010年04月17日 | Weblog
小倉へ移動。新幹線によっては自由席でも各席にコンセントがあってパソコンも快適にできる。ノートパソコンをさくさくいじってるうちにすぐに小倉に到着。たまに立ち寄る小倉駅地下にある焼きそば屋さんで昼食。絶妙の味付けに生たまごがのっかっててご飯が何杯でもすすむ。今日は東筑高校クラリネットパートレッスン。生徒はみんな向上意欲溢れ、好奇心旺盛で気持ちのよい生徒ばかりだ。

定期本番

2010年04月16日 | Weblog
定期本番。指揮者マークスはほんとに素晴らしかった。またすぐにでも広響を振りに来てほしいと思う。

ゴールデンウィークはこちらへどうぞ!
なにわ《オーケストラル》ウィンズ演奏会 2010
交響楽団奏者達によるスペシャル吹奏楽其の8
■5月4日(火) 4:00 東京 錦糸町 すみだトリフォニーホール
■5月5日(水) 5:00 大阪 ザ・シンフォニーホール

曲目:
実験的2010年度吹奏楽コンクール課題曲全曲
ライニキー*鷲の舞うところ
オリヴァドーティ*薔薇の謝肉祭
ウィリアムズ*献呈序曲
チャンス*朝鮮民謡の主題による変奏曲
マッキー*翡翠(かわせみ)
リード*音楽祭のプレリュード
レスピーギ*ハンティングタワー
マー*ノーブル・エレメント 他

客演指揮:丸谷 明夫(大阪・淀川工科高校吹奏楽部)
日野 謙太郎(愛知・光ヶ丘女子高校吹奏楽部)
チケットのお求め:料金:A 5000 / B 4000 / C 3000
※東京公演 ローソンチケット(Lコード 34785)
 0570-084-003 / 0570-000-407(オペレーター対応)
 http://l-tike.com/
※大阪公演 ABCチケットセンター(ザ・シンフォニーホール内)06-6453-6000

定期リハ2日目

2010年04月14日 | Weblog
マークス(今回の指揮者)は絶対に諦めない。リハで自分の伝えたことは出来るまでやる。リハでできないことは本番でもできない。だからリハでとことんやる。でもそれがしつこかったり、嫌な印象をうけないのだ。彼の音楽に対する真摯な態度と暖かい人間性なのか。オケがだんだん素晴らしい音になる度に嬉しくなる。本番はリハでできたこと以上のものができるかもしれない。明日の最終リハが勝負か。今度の日曜に山口交響楽団のトレーナーとして呼んでいただき、ここ最近プロコフィエフ:交響曲第7番「青春」のスコアとにらめっこ。3楽章泣けます。