今日から9月。
夏休みはゆっくりしたつもりが結局は慌ただしくあっという間に終わった。
といっても大学は9月の3週目まで休みなのでまだ休みは続く。
名音大生も夏休みが飽きてきたか、ぼちぼち大学に顔を出して練習している。
今日は大学でコンサートの打ち合わせと練習、夕方は中川区民センターでの現代音楽コンサートへ。
会場はガラガラ。冷房が寒すぎるほど。
久しぶりに愛知県芸大教授の久留先生とお会いした。
久留先生は以前、広島大学で作曲を教えられていてその頃、広響の企画とか色々お手伝いいただいてた。
今でも広島の企画で広島や瀬戸内近辺には顔を出しているようです。
打ち上げでは現代音楽作曲家が集まり、また今日の様に人がほとんど集まらないコンサートを企画しようと励ましあっておりました。
コンサートでは女性が奇声を発しながら脇を掻いているだけの作品だったり、鳴咽だけの作品だったり、後半は無伴奏サキソフォンの作品として4曲。
あまりにもマニアック過ぎて、彼らの芸術の裏の裏の裏まで見えた様な気がしました。
もうこんな演奏会二度と来るもんか!という感想が彼らにとって最大の褒め言葉なんではないでしょうか。
といっても現代音楽作品と一括りにしても駄目で素晴らしく共感できる作品も無数にあります。
作曲家が音楽の可能性を求め行う実験音楽、大衆にも理解してもらえる芸術作品など形にとらわれない所が現代音楽の素晴らしい所。
100年、200年経ってこの作品がやっと日の目を見ることもあるでしょう。
マーラーやストラビンスキーが新曲を書いた当時は大衆に中々受け入れられず。
その時代では現代音楽なのですから。
是非とも次は観客0の関係者だけのコンサートを目指していただきたいと思いました。