(写真はイメージ)
最近、娘が妙に頻繁にうるさいほど「お外に食べに行きたい」と言っていました。
先日の運動会が終わった後も「お父さん、お蕎麦打って」と言っていました。
それがその次の日の事を言っていたとは。 私は蕎麦を打つつもりは全くありませんでした。
準備と後片付けまで含めると4時間くらいは確保しなければなりません。
「今日はムリムリ、自転車の練習行かなきゃ」
超不満のようだった娘は私の実家(すぐ隣)に行って、じいちゃんとばぁちゃんに「今日のお夕飯は食べに行くよ」と言ってきてしまったようです。
それも勝手に...完全に強行手段です。
8月に下の子が生まれたばかりで外出できるはずもなく、嫁さんはかわいそうだけどお留守番。
しかも一人でお夕飯...切なかろ。
結局、私と(強行手段にでた)娘、私の両親の4人で食べに行くことにしました。
「どこ行きたいの?」と聞くと、
「ばんどう太郎」...心に決めていたのか即答です。
「え?ばんどう太郎でいいの?」...とても庶民的。
お店についてメニューをみてスグ に「これ」。
みると板そばです。
(そんなに蕎麦が食べたかったのか! だから私に蕎麦打ってって...)
「板そば二枚」...私も同じものを注文しようとすると、
お店の人が、「1.5人前ですよ」
「じゃあそれひとつと、普通のざる蕎麦ひとつで」
娘はずーっと前からお蕎麦が食べたかったのです。
お店の人が板そば1.5人前とざる蕎麦を運んでくると、当然1.5人前の方は私のほうに置こうとします。
「いや、これは娘の」というと「え?」という顔。 当然です。
それから美味しそうにお蕎麦をほおばりはじめます。
あっ!と言う間に、なんていかないけど1.5人前をきっちり平らげ、デザートにクリームあんみつまで! 超大満足。
さすがにデザートは残してしまい、私が食べましたが...ゲプッ、、、失礼...
それにしても必死のアピールにも気付かず、周りの人を巻き込み蕎麦を食べたい一心で段取りする娘。
今思えば一ヶ月以上前から言っていたような気が...けなげで涙腺が開放されてしまいました。
今度はお父さんがとびっきり美味しいお蕎麦を打ってあげるからね! (嫁さん特製 鴨汁付きで ← 結構旨い!)
(たれ)