毎日、「暑いですね。」が挨拶になっていますが、奈良町にぎわいの家、100年の町家空間も…暑いです。ただ、通り庭(かまどのある土間)や表に水をまき、風が通るとしばしの涼が…。また、鈴虫の音色と風鈴の音、蚊帳のしつらえなどは、町家ならではの風情でしょうか。さて、奈良公園一帯の「なら燈花会」にあわせて、にぎわいの家のある奈良市中新屋町界隈でも、「灯りの小径」が。各家の前にロウソクを灯します。また、奈良町にぎわいの家では、夏休みに子どもたちと「灯籠作り」を企画、8/1に作りました。灯籠の模様は切り絵。鉛筆などで下書きもせず、直接切っていきます。また、糊もスティック糊でなく、手でぬります。細田七海さん(美術指導者)のテンポ良い指導で、それぞれの個性ある切り絵が。当日、お父さんのお誕生日という男の子は、カラフルな切り文字で「おとうさん、たん生日、めでたい!」と。(思わず親目線になり…うらやましい限り。)また、お孫さんと参加の方は、ちぎり絵で素敵な朝顔を。細い蔓の丁寧なこと。最年少参加は三歳くらいのお嬢さん、思い切ってどんどん色紙を切っていく様に、ほれぼれ。八畳の離れでまるで小さな寺子屋のように、皆で作る時間。奈良町にぎわい時間、と名付けたいような、ひとときでした。そのお子さんたちの制作した灯籠を「蔵」に飾っています。「蔵」ならではの暗闇もまた良し。是非、ご覧ください。
8/15まで。
8/15まで。