ことのはのはね~奈良町から

演劇、アート、短歌他、町家での出会いまで、日々を綴ります。

12/14毎日新聞「なら歳時記」でにぎわいの家が紹介

2016-12-15 | にぎわいの家・奈良関連
おかげさまで、このところ、にぎわいの家関連、取材いただいています。今回は、大きく取り上げていただき有り難いことです。町家空間をどう楽しむか、古いものや昔の感覚を楽しんで暮らしに取り入れるヒント、といった切り口で書いて下さいました。記事には、地元の小学生のかまどの火吹き写真もあり、いろんな人の声が掲載されていたのも嬉しかったです。古いものに触れる楽しみ…。
「伝統文化」というと、ちょっと堅苦しくなってしまいますね。短歌もそうです。けれど、自分がひかれるところから、どんなところからでもいいので、ちょっと気にとめてみるようになると、いろんな発見や気づきがあり、そこから、楽しくなってきますね。そもそも、私たちは奈良町にぎわいの家のような、伝統的な町家建築に住んでいるわけではありません。けれど、天候、夕陽や水の冷たさなどは、日々感じることができます。町を歩いてお寺に入れば、なんだかほっとしてます。この「ほっとする」というのが、観光や町並のキーワードになると思います。なんだかほっとするな、あ、花がいけてある、お湯のわく音がする…そんなとりたてて豪華なことではないけれども、ふと味わう、昔の人も感じていただろう「ほっ!」に、奈良はつながる場所ではないかと思います。にぎわいの家が、若い方にもそんな「ほっ」と「へえ、なんかいいなあ。」と思ってもらえて、そこから、花や歌や私たちの風土ならではの魅力のはじまりに、この空間がなっていってくれたらなあ、と思っています。