コロンブドール

Les Films de la Colombe d'Or 白鳩が黄金の鳩になるよう人生ドラマを語る!私家版萬日誌

NHK技研 シリコンマイクはすごい!

2004-06-09 | La Colombe d`Or
シリコンマイクについて

先々週のNHK技研の公開展示で一番驚いた技術品が、
シリコンマイクでした。
写真を見てお分かりのように
シャープペンシルの先ほどの大きさです。
ただ小さくなったミニサイズマイクではなく、
集音再生音はビックな繊細音色でした!
<http://www.nhk.or.jp/strl/open2004/tenji/t35.html>シリコンマイク ~ ボタン電池で働く超小型高性能マイクをめざして ~

展示では、ミニピアノオルゴールの横にこのシリコンマイクを
設置し、ヘッドホンで再生していました。
この音が、繊細で幅の有る豊かなクリアー音色で聞こえてきたのには
驚き感動しました。

展示会場で説明していただいた開発職員さんの”生き生きした説明”が
この開発の自信をうかがわせていました。
 ”このシリコンマイクは撮影現場を変える”と・・・。
そして開発職員さんの説明では”ワイヤレス”にも対応できているそうです。ということは、用途が俄然広がったということです。

 撮影現場では、けっこう手持ちマイクが画面に撮影本番中に入ったりして
撮りなおしがあります。このシリコンマイクなら服飾の見えないところに
つける事が可能になり,お芝居の足を引っ張ることはなくなると思います。
得てして、お芝居は一番最初がよく、テイクを重ねるうちにお芝居が機械的になり”生”が失われていくものですから。俳優部には朗報です。

 また、今よく使用されているピンマイク以上に、美的感を損なわず思うままにつけられると思います。
ニュースアナンサーで気になるピンマイクがなくなり、何かの装飾品の一部としてこのシリコンマイクが埋め込まれ活躍するかもしれません。
ネクタイピン、ブローチ、ピアス、ネックレス、社員バッチ、指輪などに・・・。

 そしてこのシリコンマイクは、生産性に優れているので、安く提供できるようです。
ゆえに加工しやすいという事は、美術部で加工してもらい、持ち道具や装飾品と共に利用使用できる可能性が大きいということです。


とはいえ、一番恩恵を得るのは録音部と民生用ハンディーカメラえを使う一般人だと思います。
録音部は少人数で広範囲の集音が可能になり、撮影中マイクを移動する苦労から解放され集音と科白に集中出来るはずですし、
一般カメラマンは今以上にマイク部分が小さくなり小型化しても音響は良くなり確実に音をとらえられるからです。

夢のようなマイクが出来て作品の向上に大いに貢献する開発だと思います!!

 次回は有機ELディスプレイの驚きについての予定
 場合により、日々伝えたい事柄になる場合あります。
 多分、観ていただきたい映画など・・・・。