コロンブドール

Les Films de la Colombe d'Or 白鳩が黄金の鳩になるよう人生ドラマを語る!私家版萬日誌

「ジャングルの村」必見フィルムセンターで観てもらいたかった!

2004-06-13 | 映 画
「ジャングルの村」 
この傑作映画是非フイルムセンターでみんなに観てもらいたくて、
準備していたのに残念です!! 昨日上映していました。昨夜、今週の予定をたてようとしてみたら、昨日13時からの上映でした・・・・。
残念無念!うっかり19日上映だと勘違いしていました。

 あまりに悔しいんで、上映後ですが話させていただきます。
・・・・う~悔しい、今度福岡市総合図書館まで見に行ってやるわー、
  と心の中で呟きながら・・・・。
「ジャングルの村」フィルムセンター上映 アジア映画―“豊穣と多様”福岡市総合図書館フィルム・アーカイヴ所蔵アジア映画コレクションより



「ジャングルの村」
   BADDEGAMA (1980) スリランカ


 この映画、国際交流基金主催で
1982年10月16日~21日 新橋ヤクルトホールで
国際交流基金祭 ”南アジアの名作をもとめて”のなかで
上映されました。
 その当時、国がアジア映画上映の音頭をとるのは画期的な出来事でした。
 私はまだ学生で自称映画青年を自負していたので人には後れまいと、国際交流基金祭全作品を観るのに食費をけずり、新橋までの交通費と入場料を工面した思い出がありります。
しかしその甲斐あってか、その後アジア映画を観る目が変わりました。
そのきっかけになったのがこの「ジャングルの村」でした。

土着的で、様式美を簡素化することにおいてバイタリティーを発散する映像
     にショックを得たのを、今でも鮮明に記憶してます。

それ故、今回フイルムセンターでの上映を楽しみにし、また映画製作に志そうとしている若者の多くに観ていただきたかったのですが、紹介も出来ず、ましてや二度もにいけずに悔しい思いをこのBLOGに叩きつけます!

 また、映画配給もこの映画祭以後アジア映画が次第に多くなっていたのは、国際交流基金のように外務省、文化庁、NHKなど国が音頭をとった努力の賜物ではなっかたでしょうか・・・・
           と、思いこの映画に捧げます。


●ストーリー         「国際交流基金映画祭」パンフレットより

イギリス統治下のセイロン(現スリランカ)。
あるイギリス人文官が、人びとが死に絶えて、
たったひとりの女だけが生き残ったジャングルの村をたずねる。
かってその村に住んでいた猟師シリンドウは、村長の妻のいとこを娶ったが、村長夫妻から貧乏な変わり者としてきらわれていた。
妻の死後は、娘プンチマニケとヒンニハーミの養育を妹にまかせ、相変わらずの貧乏ぐらし。娘たちは年ごろになり、姉のプンチマニケに、村長の妻の弟バブンが恋をした。
反対を押しきって結婚したふたりは、シリンドウの家の近くに小屋を建て、
やがて子供が生まれた。
一方ヒンニハーミは、祈祷師である老医師に惚れられ、彼が父親にかけた悪霊の呪いをといてもらいたい一心で、一緒に暮らす。
まもなくヒンニハーミは家に帰ってしまうが、怒った祈祷師は、その頃流行った子供の疫病をヒンニハーミのせいだと言いふらし、村人に彼女とペットの仔鹿を殺させる。
プンチマニケの赤ん坊も病気で死んでしまう。プンチマニケに横恋慕した地主と村長の共謀で、バブンも泥棒の濡衣を着せられ、服役中に死んでしまう。
陰謀に気づいたシリンドウは、村長たちを射殺し、20年の刑を科せられたが、彼も獄死してしまう。ひとりぼっちになったプンチマニケ。荒れはてたジャングノレの、崩れかけた小屋で、彼女は、この世に別れを告げる時がきたのを知るー。


レスター・ジェームス・ピーリス監督

●監督プロフィール
1919年、コロンポ生まれ。
スリランカ映画の基礎を築きあげた人として、
大御所的存在である。
劇場やラジオ局て働いたのち、
戦時中は、“ザ・タイムス・オヴ・セイロン"のロンドン特派員を7年間つとめた。
49年から50年までに短編3本をつくり、スリランカ政府映画部の
イギリス人ドキュメンタリー製作者ラルフ・キーンの助手として、スリランカヘ戻る。
54年から翌年にかけて2本の短編ドキュメンタリーを監督、
56年には最初の長編「運命線」を製作し、国際的に名をあげた。
70年にニューヨーク近代美術館で、
81年にはロンドンで、彼の作品の特集上映会がもたれた。


○スタッフ

監督・脚本・・・・・レスター・ジェームス・ピーリス
原作・・・・・・・・レオナルド・ウルフ
編集・・・・・・・・グラドウィン・フェルナンド


●キャスト

シリンドウ・・・・・ジョー・アペェーウィックラマ
プンチマニケ・・・・マーリニー・フォンセカ
ヒンニハーミ・・・・ナディーカ・グナセーカラ
カルリナハーミ・・・トゥリーリシア・アペェーコーン
バブン・・・・・・・ウィジャヤ・クマーラトゥンガ
バペェーハーミ・・・ヘンリー・ジャヤセーナ
ウェダラーラ・・・・D・R・ナーナヤッカーラ
フェレナンドゥ・・・トー二・ラナシンハ
治安判事・・・・・・アーサー・C・クラーク(「2001年宇宙の旅」の作家」)
Arthur Charles ClarkeSF作家アーサー・C・クラーク は
撮影当時スリランカに住んでいたので出演したそうである。


(カラー、スタンダード、124分)

そのⅡ つづく(近日中)
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