コロンブドール

Les Films de la Colombe d'Or 白鳩が黄金の鳩になるよう人生ドラマを語る!私家版萬日誌

「オブリビオン」Oblivion 稀にみるSF映画 SONY 4Kカメラ「CineAlta F65」映像観る価値あり!その参考Memo

2013-12-29 | 映 画
 Oblivion 2013 Extensive Behind the Scenes Inside Look


映画「Oblivion オブリビオン」を観て来ました。まったく予備知識なくただ新聞評が良かったのでその日何か映画が観たかったので選択し観に行った次第ですが、この映画大ヒット作でした!
SFXもそうですがストーリがシンプルながら複雑に交差しワクワクしながら二時間ちょっとあっという間に観終わってしまい、更に余韻が残る映画で多くの人に観て頂きたいと作品と思いました。
 ただ予備知識があった方が更に余裕で観られ、面白く観終わる事が出来、映画っていいものと感じられればと幸いと思いましたので・・・。鑑賞後、帰りの通路なのでちょっとわからなかった所があったという声が有りましたのでー。
 ただこの映画ストーリーの内容を含め話すとネタバレにも繋がって観終わった時の感動が無くなってしまう危惧がありますので各シーンのポイントだけにしておきます。

 まづはこの映画の一番のSFXについてはやはりソニーの4Kカメラ「CineAlta F65」を使用し撮影、そして編集したことだと思います。
現在のハイヴィジョンカメラの4倍の画像で撮影しているので、シネコンの一番大きなスクリーンでも画面が鮮明でクックリし、また暗部暗い場所のシーンでも画面がベタついっていませんでした。
 以前観た「007 スカイフォール」ではアリ・アレクサを使用していて、まだ暗部場面の夜明けだったか夕暮れだったかは忘れましたがボンドカーが走っている場面の画面がベッタリして、またスコットランドにあるボンドの家族の家のスカイフォールでの夜のシーンもまだまだと思っていましたがこのカメラCineAlta F65で解決したようです。デシタル撮影最初の「スターウォーズ2」のCineAltaF900から始まりやっと大劇場でのフイルム上映に追いついいた、否、超えたようです。

ソニー4Kカメラ「CineAlta F65」を発売。400台を受注-ハリウッドが新作に採用。ストリンガー氏「4Kの礎」
 -AV Watch
新開発8K CMOSイメージセンサーを搭載した業界最高画質のCineAltaカメラを発売「F65」 SONY HP

 またスカイタワーからの風景が、ブルーバックにCG合成された背景を使用するのが現在一般的なのですが、この作品は実際に等身大のセットを作り、そのガラス越しに見える風景をハワイの標高3000mの山で撮った本物の映像をコンピュータ処理し360°投影しリアリティある雰囲気を作ったそうです。やはりリアリティが違います!この様子はメイキングで見られます。
 
監督のジョセフ・コシンスキー監督は、
スタンフォード大学工学部機械工学デザイン科を卒業後、コロンビア大学建築大学院修士課程修了。その後、映像クリエイターとしてナイキやアップルなどのCMを手がけ、また、コロンビア大学で3Dグラフィックや3Dモデリングを専門とする研究室を持ち、自身も助教授として現在も籍を残している秀才だそうです。故にSFオタクのようで映画の随所でおやっと思わせる場面が随所にあります。
 また名前 ジョセフ・コシンスキー(Joseph Kosinski)のジョゼフは
  ヨセフは、ヘブライ語起源の人名
  フランス語:英語・:ジョゼフ (Joseph)
  イタリア語:ジュゼッペ (Giuseppe)
  ロシア語:ヨシフ (Иосиф - Iosif)
  ナザレのヨセフ マリアの夫、イエスの養父、大工のヨセフ

からなんとなく宗教的な人格が感じられます・・・。
 また主演のトム・クルーズにおいても、サイエントロジー教会の熱心な信者でその宗教
「サイエントロジーでは、これはセータがMESTを創造しているという理論から生まれます。「セータ」とは、生命力、または精神のことです。「MEST」とは、物質宇宙を表す造語で、物質(Matter)、エネルギー(Energy)、空間(Space)と時間(Time)のことです。実際、宇宙の創造は、その理論に欠かせない一部であると言えます。サイエントロジーにおけるセータの起源と物質宇宙の創造は、1953年にL.ロン ハバードが書いた「因子」で説明されています。(サイエントロジーhpから)」という信条だそうですので、この作品のバックに資金提供している気もします・・・。

Odyssey
胴体着陸し低温睡眠して生存者がいる宙船名は“オデッセイ”
「2001年宇宙の旅」(英:2001)の原題は「 A Space Odyssey」です。多分この映画から取ったと思います。
またOdysseyは、【名詞】長い冒険, 長期の放浪, 長期の冒険旅行, 遍歴,の意味があり、
更に「オデッセイ(Odyssey」)はギリシアの叙事詩の題名でもありますのでこの作品の重要な名前だと思われます。映画の中でジャックが図書館で拾い読む本は多分これだと思います?。要確認!

木星
「2001年宇宙の旅」で宇宙船ディスカバリー号は木星探査の途上にあり、この作品は生き残った人類は木星タイタンに移住し住んでいると信じこませていました。

人工知能HAL(ハル)9000型コンピュータとテッドの人工知能サリ
「2001年宇宙の旅」の根本的テーマーが同じ。

K・ISHIOKA
低温睡眠中の一人に日本人系がいて、興行的に日本をターゲットにしている商売人がわかります!

静寂な湖畔1
映画の中に出てくる主人公ジャックがホッと心が安堵し一眠りする静寂な森林の湖はアメリカ カルフォルニア西部にある JUNE LAKE だそうです。ラストクレジットに出ていたJUNE LAKEを検索したら簡単に見つかりました。けっこうアメリカでは有名な所のようです。また周辺の山ではスキー場としても有名のようです。そんな所で安堵し家庭を持ちこの映画が終わるのも印象的でした・・・・。

 JUNE LAKE Oblivion Opening Night Special Screening - April 19th 2013
 再び395号を北上。30分ほどでJune Lakeに到着サンディエゴ生活記録

レコードの曲
 またジャックがその畔に建つ家に残されたレコードを掛け流れてくる曲は1960年代ボブディランと一緒に活動していたザ・バンドの「The Weight」という曲が最初に流れます。

 The Band「The Weight」1968  動画 歌詞

 二曲目はやはり60年代後半のUKヒット曲 プロコル・ハルムの「A Whiter Shade of Pale」邦題「青い影」です。

 PROCOL HARUM - A WHITER SHADE OF PALE (U.K.No1.1967) YouTube
 第50回 プロコル・ハルム A Whiter Shade of Pale
 この二曲どこかで聞いた気がしましたので気になり・・・

 またピンクフロイドの「狂気 The Dark Side of the Moon」(1973年)のレコードジャケットも見られます。

湖畔の家2 「クリスティーナの世界」の絵
アンバランスな構図の中に静寂と体が不自由で動けないでいるクリスチーナは丘の上にある家を求めている。この絵がこの作品のモチーフになっているようです。またアメリカ映画的なモラル的な作品に色付けしているので、攻撃シーンや戦いのシーンもありますが、安心して観ていられます。

 大好きな「クリスティーナの世界」の画家アンドリュー・ワイエス氏が亡くなり・・・

エンパイアステートビルの展望台
 1939(RKO[レオ・マッケリー・プロ])レオ・マッケリー原案 監督作品「邂逅 めぐりあい(Love Affair)」 のオマージュ。
ニューヨークへ向かう客船で出会った男と女。互いに許婚者を持ちながら惹かれあってゆく二人。別れ際に女は告げる「半年後に、エンパイアステートビルの展望台で待ってるわ」。しかし、彼らの運命は残酷にすれ違う。数多くの恋愛映画に今も影響を与えるメロドラマの古典。(フイルムセンター MoMA ニューヨーク近代美術館 映画コレクション から抜粋)

ヤンキーズ帽子
ニューヨーク・ヤンキースファンである。ちなみにトムが父親役を演じた『宇宙戦争』では、親はヤンキースのファン、息子はライバルチームのボストン・レッドソックスのファンという設定だったそうです。

バイク
ジャックが乗っているバイクは日本のホンダ製です!
 ホンダCRF250X  または後タイヤが太かったんで CRF450R です。もちろん改造車ですが・・・

     HONDA CRF250X HONDA CRF HP

 

以上参考まで・・・   なお時をみて追記する予定です。






2013-06-04 07:47:07
コメント
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