昨日は、午前中太陽が顔を出しましたが、仕事が休みで太陽は、覗きませんでした。夜は晴れるかと思いましたが、午後から曇り夜は雨が降ってしまいました。
ネタが無いときは、過去に見た彗星を紹介したいと思います。その第一弾は、「ヘール・ボップ彗星」です。1995年に、アメリカのアマチュア天文家が発見したこの彗星は、1997年3月には、頭部の明るさが-2等まで明るくなり、早春の夜空に輝きました。3月中旬には、尾の中にすじ状の構造=シンクロニックバンドも見られ、天文ファンを魅了しました。
また、この彗星は彗星としては大きなもので、中口径以上の望遠鏡で高倍率にすると、頭部からガスやちりが吹き出す様子(らせん状の構造)も見られ話題になりました。画像は、1997年4月10日の写真です。当時は、デジタルカメラは普及していなくて、リバーサルフィルム(カラーのスライド用銀塩フィルム)で撮影した写真を、スキャナーで読み込んだものです。
このときは、大型映像(全天周映画)の撮影の立ち会いで、行っていた標高1400mの峠で撮影しました。このときは、3月18日にも同じ場所で撮影しています。この映画は、プラネタリウムや大型映像を手がける某メーカーにより5分ものの大型映像として映画化されました。